端正な佇まいに心地よい低い声、独特の「間」があるゆっくりした話し方。いま、目が離せない人物といえば間違いなく俳優・中島 歩(38)だろう。NHK連続テレビ小説『あんぱん』、Netflix『地獄に堕ちるわよ』、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』など話題作への出演が続き、最近では『Tシャツが乾くまで』(TBS系)の園田樹生役が記憶に新しい。そんな中島の最新作が映画『男ともだち』だ。松岡茉優が演じる主人公・神名の浮気相手の医師・真司役を務めている。
「松岡さんが演じる神名の存在、彼女の生きざまが面白く、そこが見どころになると思います。神名のピリピリした感じを松岡さんが絶妙に表現されていて驚きました」
松岡とは本作で初共演となる。緊張感のある神名と真司の不倫関係だ。となると撮影中は関係性を崩さないよう、あまり話さなかった?
「いえいえ、ハロプロの説明をしていただきました。松岡さんがお好きなのでいろいろと教えてもらいました」
10月7日に38歳の誕生日を迎え、次なる一年の抱負を聞いてみた。
「名前が知られるようになったので、それでできることには挑戦したいですね。面白そうな作品があったらやりたいと思います。それが主演でしたらそれは光栄です」
俳優として転換期を迎えたであろう37歳の一年もふりかえってもらった。
「今年いちばんの変化は有名になったこと。普通に歩いているときでも、すごく見られるようになりました。あと、背負うものが大きくなったなと。何か起きたらまわりの方に迷惑をかけてしまうんだろうな、しっかりしなきゃなと思いました」
自分を見失いがちになりそうなときのマインドリセット法は?
「休むことです。大変ですよね、疲れていると。だからそういうときは休んだらいいと思うんですけど」
作品によってウィッグやひげで見た目を大きく変えるが、本作『男ともだち』では、中島の恵まれたビジュアルでそのまま登場する。しかしちょっとクセのある人物で、ドキリとするシーンもあり、再び注目を集めそうだ。最後は中島らしい言葉のセンスで取材をしめてもらった。
「ぜひこの作品を劇場で見ていただければと思います。劇場というのは、真っ暗な箱で知らない人と見るということです。スマホやテレビで見るのとは全然違うことがわかると思います。ぜひ映画館に来いと、強めに言っておきます(笑)」
