警視庁(写真:共同通信) 画像を見る

10月5日、日本最大のソープ街・吉原に激震が走った。「エルドール」「エメラルド皇帝」「ジャルディーノ」「男爵」の有力4店舗に対し、警視庁による一斉捜索が敢行されたのだ。女性従業員に売春の場所を提供した疑いで、統括責任者の男ら計9人が逮捕された。

 

「4店舗は業界内で“麗嬢グループ”と称される系列店です。サービス料120分8万円と、吉原でも高級店として知られ、ガサ入れの影響で4店舗のうち2店舗はいまも営業を停止しています」(風俗ライター)

 

今年に入って吉原のソープ店では摘発が相次いでいる。

 

6月には、老舗高級店「ルーブル」にも捜査が入り、店の関係者らが逮捕された。しかし、10月20日には、そのルーブルを「売春場所の提供で刑事告発したのはこの私だ!」とSNS上で名乗っていた東京都中央区晴海在住の大学生・中村靖菜容疑者(30)が、勤務していた性風俗店の店長から現金を脅し取った恐喝および恐喝未遂の疑いで逮捕されるという異例の展開も起きている。

 

ただし、今回の4店舗をめぐる捜査は、ルーブルの一件とは別の容疑によるものだった。

 

「警察が発表した逮捕容疑こそ『売春の場所の提供』とされていますが、吉原のソープランドで“本番”と呼ばれる性行為が行われていない店などありません。警察が狙いをつけていたのは、近年取り締まりを強化しているスカウトバックが同グループで行われていた疑いがあったからです」(前出・風俗ライター)

 

スカウトバックとは、違法スカウトが女性を風俗店などに紹介し、その対価として店舗側から報酬を受け取る仕組みのこと。‘25年の風営法改正では、性風俗店が女性の紹介を受けた見返りに、スカウトや第三者へ金銭などを支払う行為が全面的に禁止された。

 

「ホストがホストクラブに来る女性を借金漬けにして違法スカウトに紹介し、女性は借金返済のため風俗店で働くことになる。過酷な労働で得た女性の稼ぎから、店側やスカウト、ホストがそれぞれ利益を得る。若い女性の借金やホストへの依存につけ込んだ、いびつな仕組みです」(風俗業界関係者)

 

今回の摘発を巡っても、小遣い稼ぎから気軽な気持ちで、キャバクラで働き始めた女性がホストにハマり、借金を抱えた末、スカウトを通じて店に紹介されてきたようだ。

 

「渦中のホストはスカウト側から500万円の謝礼を受け取って、現在逃亡中だという噂です。同グループは違法スカウトと密接に連携し、他にも“ホス狂い”のキャストが多数在籍していたそうです」(前出・風俗業界関係者)

 

近年、ホストクラブに通い詰め、生活に必要なお金までホストに捧げる「ホス狂い」と呼ばれる若い女性たちが社会問題化している。彼女らはシャンパンタワーなどの飲食代を捻出するため、風俗業、パパ活、AV出演などで身を削って稼ぐケースが多いという。

 

ホストクラブで多額の借金を背負った女性の受け入れ先がソープランド、それによってソープとホストは利益を出し、他方で女性は返済のために働き続けなければならない――。今回の一斉摘発が、風俗業界をめぐる地獄のような構図にもメスが入るきっかけになるといいのだが。

 

画像ページ >【写真あり】「風俗店恐喝で逮捕」中村容疑者のものと見られるXアカウント(他1枚)

出典元:

WEB女性自身

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