日本シリーズが『VIVANT』の視聴率を上げたのではなく、『VIVANT』が日本シリーズの数字をアップさせたのではないか。
10月25日、TBS系でDeNA対ソフトバンクの日本シリーズ第2戦が生中継され、世帯視聴率は12.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)だった。試合が放送時間内に収まらなかったため、人気ドラマ『VIVANT』は予定より45分遅い21時45分からスタートになったが、18.6%と高視聴率を獲得した。
「日本シリーズ中継が『VIVANT』の視聴率に好影響を与えたという報道もありますが、それは関係ないと思います。むしろ逆で、『VIVANT』が日本シリーズの数字を上げたのでは。そもそも、『VIVANT』は18.6%で、日本シリーズは12.3%。『VIVANT』視聴率のほうが高いわけですから、日本シリーズのおかげではありません。これが逆なら、わかりますけどね」(テレビ局関係者)
日本シリーズの終盤、毎分20%を超える時間帯もあったため、『VIVANT』に良い形でバトンタッチしたという見方がある。
「21時になったから『VIVANT』が始まると思って、テレビをつけた視聴者が多かったから数字が上がったのでしょう。もちろん、接戦で最後にソフトバンクが勝ち越すという劇的な展開だから、野球を見た人もいると思いますよ。でも、『VIVANT』は先週も16.8%を取っていますし、普通に考えたら『VIVANT』待ちの人が視聴率を上げたと考えられます」(前出・テレビ局関係者)
なぜ、日本シリーズが『VIVANT』の視聴率を上げたという発想が出てくるのだろうか。
「スポーツ紙は野球アゲの記事を書きたい潜在意識が強いので、世間の感覚と食い違う時があります。野球が盛り上がることは、自分たちの利益にもなるから、できるだけ野球をよく書きたい。20年ほど前、巨人戦の地上波中継が少なくなり、視聴率も落ちていた頃、たまにいい数字が出るとすごく良い感じで報道されていました。今回もそうですが、“野球脳”で見ると、我田引水の記事が出来上がってしまうのです」(前出・テレビ局関係者)
日本シリーズのおかげで『VIVANT』の視聴率がアップした――これは、都市伝説のようだ。
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