帝国ホテル東京(写真:共同通信) 画像を見る

東京・千代田区の「帝国ホテル東京」内にあり、先日不適切な作品の展示で物議を醸していたギャラリー「MEDEL GALLERY SHU」が、‘26年10月31日をもって閉廊することが発表された。突然の幕引きに、今後の展示を予定していたアーティストや美術ファンからは戸惑いや驚きの声が上がり、ネット上は騒然となっている。

 

ギャラリー側は公式サイトやSNSを通じて【MEDEL GALLERY SHU 閉廊のお知らせ】と題した声明を発表。《このたび、2026年10月31日をもちまして、MEDEL GALLERY SHUは帝国ホテルプラザ東京での営業を終了し、閉廊することとなりました》と報告した。続けて、《突然のご案内となりましたことをお詫び申し上げますとともに、展覧会を楽しみにしてくださっていたお客様、アーティストの皆様、ならびに関係者の皆様には、ご心配とご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます》と謝罪し、これまでの支援に対して感謝の意を述べた。

 

この急転直下の発表に対し、ネット上では《私の個展は??》《複雑な感情…》《あれが原因で?》など、美術関係者の間で動揺が広がっている。閉廊の直接的な引き金になったと指摘されているのが、10月3日から13日にかけて同ギャラリーで開催されたグループ展「お籠もり会」を巡る騒動だ。

 

28人の作家が参加し、女性のイラストなどが展示販売されていたが、その中に女児の裸体を描いた作品や、女児への性暴力を連想させるような作品があることが明らかに。同ギャラリーは帝国ホテルタワー館1階という開かれた場所にあり、ギャラリーを目的としていない一般客の目にも触れる環境だったことから、《帝国ホテルの品位を損なう》《性的搾取ではないか》とSNSを中心に激しい批判が殺到する事態に。

 

事態を重く見たギャラリー側は15日に謝罪声明を発表。《幼児・未成年者に対する性的搾取や性暴力、およびそれらを助長する行為を決して容認いたしません》とし、主催者との事前の作品確認や会場環境を踏まえた検討が不十分だったと認めたうえで、会期中にギャラリー自身の判断で一部作品を撤去したと説明していた。

 

しかし、撤去された作品の写真がSNSなどで拡散されると、批判の矛先は会場を提供した帝国ホテルにも向けられた。《帝国ホテルはどうしたの?》《品位を保ちたいならもう少し考えた方がいい》といった疑問の声があがった。

 

16日、本誌が騒動について帝国ホテル広報課に取材すると、企画内容の共有は受けていたものの、個別の作品詳細までは事前に把握していなかったと釈明。「実際に展示のところに伺いまして、『これを撤去してください』というお願いをさせていただきました」とホテル側から直接要請して線引きを行ったと明かし、「テナントの管理体制などに対してもご心配をおかけし、深く反省し申し訳なかった」と謝罪を重ねていた。

 

そんななか、騒動からわずか半月足らずで突如発表されたギャラリーの閉廊。今回の騒動とはいかなる関係があるのか――。

 

本誌が閉廊について再度、帝国ホテル広報課に問い合わせると「個別の契約事項のため、ギャラリーの閉廊にかんして具体的な回答はいたしかねます」とのことだった。

 

日本を代表する格式高いホテルを舞台に起きた展示騒動。ギャラリーの閉廊により突如として発表の場を失うことになったアーティストへの影響も含め、波紋はまだしばらく広がりそうだ。

 

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出典元:

WEB女性自身

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