朝ドラ主題歌バンドのインスタグラムより 画像を見る

《これ大丈夫かねと思った》《歌詞すごいな。こんなこと言ってもいいんだ》《攻めてきたなあ》《歌詞が鋭利すぎて》

 

ネット上ではあるバンドの新曲の歌詞をめぐってさまざまな声が――。ロックバンド・RADWIMPS(以下、RAD)が10月28日に配信リリースした新曲「娑婆堕罵 -Shabadaba-」が、その過激な歌詞と挑戦的なプロモーションにより、ネット上で大きな物議を醸しているのだ。

 

同曲は、石原さとみ主演で現在放送中のフジテレビ系水曜10時枠ドラマ『ポリティカルパン』の主題歌として書き下ろされたもの。同ドラマは、架空の国「ニッポニア」を舞台に、使い道の不透明な“政治の金”に目をつけた女怪盗が巨額の金を奪い取っていく姿を描く怪盗エンターテインメントだ。

 

楽曲制作にあたり、プロデューサーの北野拓氏や脚本の野木亜紀子氏からは「既存のドラマ主題歌という概念をぶっ壊すような曲、トガりまくった曲がほしい」という異例のリクエストがRAD側にあったという。

 

「これを受け、ボーカル・作詞作曲を務める野田洋次郎さんは内なる苛立ちや憤り原動力に制作したそう。野田さん本人は『晴れて今期のドラマ主題歌の中で群を抜いて売れそうにない曲ができあがりました』と、自嘲しつつも楽曲の出来に満足しているとコメントしています。

 

実際に歌詞を確認すると、現代社会への怒りを正面から打ち出した激しい風刺ソングになっており、なかには『国家とは合法化ヤクザ』という国家権力を揶揄するようなフレーズも見られます。実際、プロモーションでは、日本政治の中枢である国会議事堂前駅・霞ケ関駅・永田町駅の3駅にジャケットアートワークをモチーフにした広告ポスターが掲示。そこには『君の倫理 大丈夫そ?』という歌詞内の挑発的なコピーが記されていました」(音楽関係者)

 

強烈な皮肉が込められた同楽曲の歌詞に対し、SNS等では《この歌詞ロックだね》《すごい歌詞読むだけで鳥肌立つ》などと賛同の声が上がる一方で、《この程度で尖ってるって》《RADWIMPS好きだけどぶっちゃけこの歌詞は激薄でしょ》といった否定的な意見も相次ぎ、激しい賛否両論が巻き起こっている。

 

また、なかには《右翼っぽい歌詞書いたり左翼っぽい歌詞書いたり一貫性がないかも》と同バンドの政治的立場を問う声も――。

 

「RADが楽曲の政治性や思想性で物議を醸したのは、実は今回が初めてではありません。記憶に新しいのが、‘18年にリリースされた楽曲『HINOMARU』を巡る騒動ですね。同楽曲は日本という国への愛や誇りを歌った曲でしたが、《御国の御霊》《日出づる国》といった古風な言葉遣いや、軍歌を思わせる力強いマーチ調の曲調が“国粋主義的”と波紋を広げたのです。

 

当時、“抗議集会”が呼びかけられる事態にまで発展し、結果として野田さんが自身のSNSで《色んな人の意見を聞いていてなるほど、そういう風に戦時中のことと結びつけて考えられる可能性があるかと腑に落ちる部分もありました。傷ついた人達、すみませんでした》と謝罪し、特定の思想的な意図はないことを釈明する異例の事態となりました。

 

興味深いのは、‘18年の『HINOMARU』では“右寄り“と批判された彼らが、今回の新曲では全く逆とも取れる痛烈な風刺を展開している点ですね。これに関しては、野田さんがその時々の自身の中に湧き上がる感情や、タイアップ作品の世界観に対して常に100%の純度で向き合っている結果なのでしょう」(前出・音楽関係者)

 

良くも悪くも世間の常識を突き破るRADWIMPSの音楽は、これからも私たちに強烈な問いを投げかけ続けるのだろう。

 

画像ページ >【写真あり】朝ドラ主題歌ボーカル(41)の右腕にあった“衝撃タトゥー”(他6枚)

出典元:

WEB女性自身

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