東京都中野区にある“サブカルの聖地”として知られる商業施設「中野ブロードウェイ」で10月29日夜、高級腕時計を狙った窃盗事件が発生した。中野ブロードウェイでは、8月にも高級腕時計店で強盗事件が起きたばかり。同じ施設で、短期間に同様の事件が連発したことに、関係者には大きな衝撃が走っている。
「今回、被害に遭ったのはスイスの高級時計ブランド『オーデマ ピゲ』の腕時計1本。被害額は約4600万円相当といいます。
事件が発生したのは、29日の午後8時ごろでした。客になりすまして時計店に入店した人物が、『試着したい』と店員に申し出て、時計を腕につけたまま突然、走り去るという大胆なものでした」(事件担当記者)
目撃者の証言によれば、逃走した人物は身長180センチほどだったという。黒い上着を着用して帽子をかぶっており、3階の店舗から地下方面へ逃走したとみられている。
事件直後、ビルの利用客は「またですか? 何か狙われているんですかね。昔はこんな事件はなかったんですが……」と、不安な表情を浮かべて話していた。
「前回の事件は、8月25日の正午ごろに発生しました。男2人が、1階にある今回とは別の高級時計店に侵入し、ショーケースをハンマーでたたき割って、高級腕時計4本、およそ2億円相当を盗み出すという荒っぽい手口でした。白昼堂々の犯行にくわえ、電動キックボードで逃走するなど、手口が話題となりました」(前出・事件担当記者)
手口は異なるものの、「中野ブロードウェイの高級時計店」という、共通のターゲットが狙われた事実は重い。前出の記者が続ける。
「中野ブロードウェイには世界中から時計愛好家が訪れるため、数千万円レベルの高級時計が、ショーケースに並んでいます。さらに、施設は狭い通路が入り組んでいる構造で、犯人にとって逃走経路を確保しやすいと見られているのかもしれません。
事件現場付近には、8月の事件を受けて、強盗事件へ注意を喚起するポスターが張られるなど、かなり警戒している様子でした。にもかかわらず、こうした事件が再び起きてしまったことに、現場の捜査関係者からは落胆といら立ちが伝わってきました」
防犯カメラの解析や目撃情報の収集が進むなか、何より事件がこれ以上繰り返されないことが求められている。
画像ページ > 【写真あり】「高級時計店 警戒中!」強盗現場に貼られた、むなしきポスター(他1枚)
