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“量の調整”を巡る戦い『まめ日和』第387回
2023/10/06 06:00我が子と一緒に外食する際に悩ましいのが適正量の調整です。 年齢の割によく食べるゆめこ(6才)は、そのくせ子ども向けのバラエティに富んだメニューを好み、結果足りなくて何かを追加で食べる羽目になる。 とはいえ一品頼んでしまうとさすがに量が多く、それをカバーするには私たちが少しだけ多めに頼んだものをゆめこに譲るのがベストということがこれまでの経験でわかりました。 わかってはいるものの、じゃあ私たち -
なんだかんだ好きなんじゃん『まめ日和』第386回
2023/09/29 06:00我が子以外には興味がないだとかどうでもいいだとか口では言いながら 我が子の友達に対してなんだかんだ世話を焼いたり好物を覚えていたりする夫。 ついでにやってるだけだと言い張りますが、そのついでをなかなかやらないものなのだ。 ……と思うのですが本人はクールなつもりですので指摘はしません。 これがツンデレってやつですね。 -
“普通”の関係性『まめ日和』第385回
2023/09/22 06:00幼稚園の頃って「仲のいい子か仲の悪い子」的な もっとざっくりした人付き合いをしていた気がするのですが まさかゆめこの口から「普通」という関係性が飛び出してくるとは思わなかった。 話を聞けばまごうことなき「普通」だったことにも驚いたし 普通の関係性の方がたくさんいて、その子達もみんな大事な同級生なんだという考え方をしていたこともかっこいいと思った。 こんなバランス感覚を持っていれば私も違う -
“いい人”になるには『まめ日和』第384回
2023/09/15 06:00私が、自分の基本性格があまり良くないんじゃないかと気付いたのは割と早い段階で、 小学校の低学年くらいには自分をそう分析していました。 とはいえ性格が悪くてもなるだけ人に迷惑をかけないよう気をつけて行動していればトラブルは回避できるし、 ここは社会性を身につけてなんとかするしかないと頑張りながら生きてきたわけですが いかんせん本物じゃないので間違えることも多く反省ばかりの人生です。 & -
親子の感覚『まめ日和』第383回
2023/09/08 06:00大切なひとを思ってコツコツと積み重ねてきたものを披露するタイミングって人それぞれたと思うのですが どうやら私とまめはその感覚がとても近いみたいです。 まめが私を思って撮り溜めてきた放課後の美しい空の写真たちは、 彼を叱りつけたことでちょっと罪悪感に苛まれていた私の心にまんまと響き 気持ちよくその場が収まりました。 -
「まめの窓口」というサブスク『まめ日和』第382回
2023/09/01 06:00まめが突然「まめの窓口」というサブスク制のサービスをプレゼンしてきた。 聞けばファンクラブや推し活にインスピレーションを受けたサービスなのだそうで 月額の会費を支払うことで推し(まめ本人)からのリターンサービスを受けられるよ、というものらしい。 リターンは自分にできることならば家事であろうと仕事の手伝いであろうと 遊びの手を止めてでもやりますよ、ということらしく、 要は何でも代行屋さん的 -
夏にしかできないようなこと『まめ日和』第381回
2023/08/25 06:00年々時間が経つのが早くなってきているように感じているアラフォーですが 弱冠8歳の子どもでも「夏休みは普段に比べるとびっくりするほど早く過ぎた」などと言うので驚きます。 特に今年は酷暑続きで明るいうちに外遊びに出かけることが少なく、自宅で一緒に料理を作ったり動画編集にチャレンジしたり、外出したとしてもそのほとんどを室内アクティビティに費やしていたので 外遊びが大好きなまめとゆめこにとって今年の -
どこに行っても暑い夏休み『まめ日和』第380回
2023/08/18 06:00酷暑続きでほとんど家から出ずに過ごしている夏休み。 涼しい時間帯になったからと公園に行けば、 考えることは皆同じで遊具周りは芋の子を洗うよう。 それで結局すごすごと自宅に戻る……を繰り返している我が家ですが 越後湯沢への旅行だけはかなり前から楽しみにしていました。 スキーを始めたことで湯沢の魅力に目覚めてしまった私たちは 湯沢に通うために車まで買い替え、せっかくならば今年からは夏も湯沢 -
自分への「呪い」『まめ日和』第379回
2023/08/11 06:00先入観だとか男女のあるべき姿とか この年齢になったら年相応の格好や振る舞いをしなさいだとか 理由はよく分からなけれど、そうしなければならないような気がする「呪い」みたいなものから、 我が子を守りたいと常々思っていました。 だけど私は自分に対してのそれが全く抜けておらず 危うく我が子に対して呪いを継承するところだった……と肝が冷えた話。 これは私の親世代から受け継 -
君がもし手のかからない子だったら『まめ日和』第378回
2023/08/04 06:00生まれた子どもがたまたま手のかからないタイプの子だったからって それをスタンダードだと思い込むのはとっても危険だし その思い込みによって自分の周りの人や 自分自身、ひいては未来の我が子を苦しめる可能性だってあるよな……と思うと怖いです。 生まれてきたその瞬間から「そううまくいくと思うなよ」とでも言わんばかりに すべての期待とドリームを打ち砕いてくれたまめには感謝し -
「好き」を仕事にする『まめ日和』第377回
2023/07/28 06:00好きを仕事にすると、ただ「好き」なだけではいられなくなるので 新しい大変さや葛藤もうまれるのだけれど それでも私はやっぱり好きなことを仕事にして生きている今が1番幸せです。 1番好きなことをライフワークにすることも 1番好きなことを純粋に好きなままでいるために違うカテゴリーの職業を選ぶことも立派な選択肢。 そんなことを少し真面目に話した出来事でした。 -
多様性の時代に『まめ日和』第376回
2023/07/21 06:00男らしさとか女らしさなんていう概念に縛られなくて良い時代、 いわゆるステレオタイプな「女らしさ」の部分に自信のない自分にとっては とても生きやすい。 私の場合、女性らしい身なりや仕草、スキルなど手に入れようと挑戦しては失敗して 迷走を繰り返した末にたどり着いた今ですからありがたさもひとしおですが、 最初からそんな時代を生きる子どもたちはどんな人生を歩むんだろう。 -
“特別痩身メニュー”は嬉しいけれど『まめ日和』第375回
2023/07/14 06:00夏までに痩せる詐欺を繰り返しながらここまで来てしまいました。 結局痩せる事ができずに毎年テンション低くプールの隅で体を丸めている私の姿に いたたまれなくなったのか、まめが私のために特別痩身メニューを編み出してくれました。 かっこよく水着を着こなしたママと一緒にプールで楽しく遊びたい……なんて。 嬉しい要望じゃないですか。 あと数年もすれば一緒にプールになんて行ってくれなくなるのだ。 1 -
一緒に遊ぶメリット『まめ日和』第374回
2023/07/07 06:00我が家では基本的に家庭のルールは家族で話し合いながら一緒に決めるやり方をとっており、 一度決まったルールでも、状況が変われば一緒に見直してアップデートさせます。 なかでもしょっちゅう議題に上がるのが「ゲームとの付き合いかた」。 完全にシャットアウトしてしまうことで生まれる弊害も自分自身の経験で身に染みているので、 上手な付き合いかたを選択したい。しかしそれがなかなか難しいんですね。 世界 -
己との闘いに打ち克つ『まめ日和』第373回
2023/06/30 06:00ゆめこは体が大きいです。 単に身長が、というよりは全体的にガタイも良く発育も早い。 これには理由があるのですがひとまずここでは割愛して とにかくそういう訳なのでゆめこは年齢相応に見られにくい部分で苦労しているように見えます。 さまざまな年齢の塾生が一緒に稽古を行う空手の稽古の時間などは特に大変そう。 先生の指示を聞いてからの理解がどうしても少し遅れてしまう部分で引け目に感じたり 間違い -
今この瞬間を残したい『まめ日和』第372回
2023/06/23 06:00なにかに心を動かされた瞬間、自分の目に焼き付けて、 触れて、味わって、心に刻むことも大切だと思いますが 写真や動画に残したいと思う気持ちだって素敵なことじゃないかな。 この歳になると、心に刻んでも刻んでも、ものすごい勢いで記憶が薄れて行くので 形として残っている記録ってたいへんありがたい。 見返した瞬間その時の感覚が瑞々しく蘇る感覚が私はとても好きです。 たとえそれが『ブレア・ウィッチ -
「ちょっとしたもの」とは『まめ日和』第371回
2023/06/16 06:008歳になったまめの口の聞き方が最近すっかり大人びてきています。 「ちょっとしたものを食べたいんだけどなんかある?」なんて言われた時には 驚くと同時にちょっとイラッとしてしまいまして、 「食べたいものをちゃんと言葉で言いなさい」なんて注意してみたのですが ちゃんと言葉で伝えてもらったところ、 彼の欲しかったものはまごうことなき「ちょっとしたもの」でしたので 一瞬時が止まった。 小料理屋 -
ゆめこの原稿料『まめ日和』第370回
2023/06/09 06:00「ママとおんなじ仕事をする」などと嬉しいことを言ってくれるゆめこ。 その言葉に偽りはないようで、毎日ものすごい量の絵を描いています。 紙の消費量が半端ないので、お絵描き用の紙はコピー用紙ではなく藁半紙のスケッチブックに変えました。それすら2、3日で使い切ってしまう勢いには驚くばかりです。 すでに自分の作風も確立しており、自分の描く絵に絶対の自信を持っている… そんな彼女がスーパーのちびっこ -
「逐一報告」の習慣『まめ日和』第369回
2023/06/02 06:00仕事やら結婚やら子育てやら、 生活のステージが変化するにつれて考え方が変わってくる部分は当然あることで 頑なにこだわっていた習慣だったとしても「これ以上無理」と思えば割とあっさり捨てます。 自分の中では理由のある選択なのだからそこはあまり気にしない。 だけど、生活を共にする家族……特に子どもに対しては、混乱させないようきちんと説明するように心がけています。 なにも知らされないでいると親に -
怒りの瞬発力『まめ日和』第368回
2023/05/26 06:00瞬発力が欲しいです。 怒りが発動するのが遅いとその場では揉め事になりにくいものの 相手には舐められてしまいますし、こちらはこちらでたっぷり時間をかけて負の感情を熟成させてしまうので後々双方に良くない結果になりがち。 正しいタイミングできちんと怒るスキル大切だなと感じます。 思春期を迎え、どんどん生意気になってくるであろう我が子との向き合い方…… うまくできるだろう -
まめの機転につい『まめ日和』第367回
2023/05/19 06:00そもそも私は「もらうだけ」ということが苦手なので、街中で配っているティッシュなどは基本的にお断りさせていただいています。 商品の勧誘のキャンペーンなんかで配っているお菓子や風船なんかになってくると受け取ってしまった以上話を聞かないのも悪いし、そんなことを考えてしまう性格も災いしてかなりの時間を使うことになってしまうし……。 そういう性格はすぐに見抜かれてしまうので相手も粘り、最終的にどんどん空 -
話は最後まで聞こう『まめ日和』第366回
2023/05/12 06:00物語を作る上で問題提起は大切な要素で、それが一見ショッキングだったとしてもこの場合、 まずはゆめこの話を最後まで聞くべきでした。 言葉のインパクトだけでそれが「よくないこと」であると思い込み 最後まで話を聞かずに自分の話を進めるだなんて、 ほんとうに良くない行動をとってしまった。 こういう行動の積み重ねでわが子からの信頼は失われていくんだろうな。 ゆめこの創作意 -
人生初の緊急入院『まめ日和』第365回
2023/05/05 06:00やってしまいました。人生初の緊急入院です。 元々卵巣嚢腫が見つかっていて5月中旬に摘出手術をすることが決まっていたため、徐々に仕事を調整しようとしていたタイミングではありました。 しかし何が起こるかわからないもので、ある朝子どもたちのお弁当を作っていると突然の激痛に襲われ 慌てて病院に行くと膨れ上がった卵巣が捻転していたためそのまま緊急で手術。 全方位に対してダイナミックに迷惑をかける羽目 -
有益なアドバイスとは『まめ日和』第364回
2023/04/14 06:00「有益なアドバイスとはなんぞや」とまめから聞かれた。 どこでそんな言葉を覚えてきたのか聞いてみるとゲーム実況動画で知ったのだそうです。たしかに言いそう。 役にたつ助言のことだよと言ったところで実例がなければわかりづらいだろうと まめが理解しやすそうなものを捻り出して伝えたのですが ここに来てまた、夫の出す例が容赦ない。 子どもだからといって子ども扱いしないのがパパクオリティ。 &n -
親しき仲にも礼儀あり!『まめ日和』第363回
2023/04/07 06:00「ママはお茶じゃありません」言いたくなるなる。 でも、その返しでこちらの考える意図が正しく伝わるかな? というのはずっと気になっていて。 というのも、この返しってどちらかというと大人向けのウィットを含んでいるニュアンスだよな?と感じていたのです。 気が利かない(ゆえに自分自身もそういう言われ方が気にならない)タイプの人や、純真無垢な子どもには響かないどころか、 「そんな当たり前のこと言うな