現在、テレビ東京系で放送中のアニメ「THE UNLIMITED 兵部京介」のエンディング曲「OUTLAWS」を歌うeyelisの増田武史さんにインタビュー!
――まずは、eyelisについて教えてください。
「eyelisメンバーの川崎里実、増田武史、前口 渉の3人は、いずれも作曲・編曲を生業とするクリエイターです。作曲や編曲もそうなんですが、声優さんにお渡しする練習用の仮歌(ガイドボーカル)として、川崎と私がいろいろな作品に関わらせていただいているなかで、スタッフの方に『この3人でユニットを組んだら面白いんじゃないか?』と提案を受けたのがはじまりでした。
ちなみにリーダーの前口はギターとストリングス担当。川崎はボーカルとキーボード担当。そして私、増田はギターとボーカルを担当しています」
――「絶対可憐チルドレン」に引き続き、スピンオフ作品である「THE
UNLIMITED–兵部京介–」の楽曲を担当することが決まったときの感想をお聞かせください。
「それはもう大変光栄な気持ちでいっぱいです。2008年に放送されていたTVアニメ『絶対可憐チルドレン』の作曲や編曲に深く関わらせていただいたときは、ただただ無我夢中でしたので、今回はより作品に入り込んでいきたいと思いました」
――「OUTLAWS」 は、どんなことを意識して制作されましたか?
「この曲では、編曲と歌とミックスを担当しています。この組み合わせを担当することってとても珍しいことですね。アレンジに関していうと、メロディと歌詞、そしてアニメのもつ世界感はすでにあったので、それを感じながらひたすらロックしました。
ギターは自分で弾いていますが、とにかく『かっこよくしたい』という一心で挑みましたね」
――レコーディングの裏話などありましたら教えてください。
「すごくテンポも早いし、シンコペーションやキメなどテクニカルな要素もめちゃくちゃ多かったので、ベース(黒須克彦さん)とドラム(小笠拓海さん)のレコーディングは結構大変かと思っていたのですが、短時間でとてもいい演奏をしてくれたのが印象的です。
歌のレコーディングに関しては、普段、自宅スタジオで仮歌を録音するときには、座ってやるんですけど、今回はさすがに立って頑張りました。一番難しかったところは、『明日は〜明日の風に〜』の出だし部分。なかなかイメージしたテイクが録れずに苦戦しました。それとは逆に、いちばん気持ちよく歌えたのは、最後の『OUTLAWS』部分だったりします。終わりよければすべてよし!?ではありませんが……(笑)」
――「OUTLAWS」の聴きどころを教えてください。
「歌としては、最後の『OUTLAWS』部分ですかね(笑)。それは冗談としまして、やはり歌詞の内容が見事にこの作品を表現していると思います。でも、単にそれだけではなく、自分たちの生き方にもすごく刺激になる内容だと思うので、意識して聴いてもらえたらうれしいですね。サウンドも、歌詞の言葉とあわせて味わいながら聴いてみてください。
もちろんプレイヤーの黒須さん(ベース)と小笠原さん(ドラム)の演奏もいい感じです! 」
――「THE
UNLIMITE –兵部京介–」をご覧になった感想をお聞かせください。
「とにかくかっこいい!! 第1話を見ましたが、自分がかかわっていることをつい忘れてしまうほど見入っちゃって、あっというまでした。
ただ、本編終了と同時に流れてきたエンディング曲で、いきなり自分の声が耳に飛び込んできてびっくりしてしまいました。流れることをわかってはいたんですけど、とにかくアニメに見入っていたので、曲がくることを忘れていたんです(笑)」
――最後に読者の方たちへメッセージをお願いします。
「『THE
UNLIMITED 兵部京介』。なんとも魅力的な作品です!『絶対可憐チルドレン』の外伝のような観点で、男気あふれる世界観を見事に表現しています。ぜひ観てくださいね。オープニング曲、エンディング曲もいい感じですので楽しんでください!
それからeyelisは、リ–ダー前口の‘音の世界観’、川崎の‘柔らかな歌声’もすごくいいので、こちらもぜひチェックしてください。これからも頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします! 」
●「THE
UNLIMITED 兵部京介」
週刊少年サンデーで連載中の「絶対可憐チルドレン」(椎名高志作)に登場する、‘史上最悪のエスパー犯罪者’の異名をもつ、兵部京介が主人公のスピンオフ作品。
●「OUTLAWS」eyelis 1/30(水)リリース