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芸術は爆発だ!

 

そう言い残したのは偉大な芸術家・岡本太郎さん(享年84)ですが、水原希子さん(27)のスタイルを見ていると「これが爆発ってやつか」と考えてしまいます。

 

先日27歳の誕生日に、自身のブランドを立ち上げた水原さん。マルチに活躍する彼女ですが、いよいよファッションの世界にも本格参入するようです。しかしその洋服を見た多くの人が、言葉を失いました。Tシャツやパーカーには彼女の顔写真があしらわれ、「水原希子」と名前までプリントされているのです。

 

このデザインにはファンもびっくり。「あれはクラスTシャツ?」「これが『飛び抜けたセンス』ってやつ?」など戸惑いの声が集まります。何がどう凄いかはみなさんそれぞれが心に問いかけてほしいのですが、水原希子といえばこの奇抜なファッションセンスだけでなく“お騒がせモデル”のイメージが何かとつきまとっています。

 

そう思わせる要因は、主に2つ。1つはハーフというバックボーンから発せられる発言や行動が、心ない人種差別や中傷発言を生んでしまっていること。もう1つはスリムで美しい体を披露しまくっており、それを“アート”と呼んでいる点です。

 

この2つの要因は誹謗中傷を生むと同時に、熱狂的なファンやモデルとしての唯一無二のキャラクターを生んでいることは間違いありません。しかし最近はやることなすこと、たいていがネットで批判され気味なのです。

 

「出る杭は打たれる」のが日本。でも彼女が打たれるのはこれらだけが原因かといえば、そうとも言い切れません。そこには我が道をいく彼女に、2つのスキが感じられることも関係しています。

 

1つは我が道をいきつつも、定期的に弱音を吐くことです。先日も「自分らしく、正直に生きるってこんなに大変なんだ」と朝から涙したことを告白していました。人は無関心を決め込まれると、アンチは消えていくもの。ですが水原さんは一見強気な振舞いを見せつつも、定期的にダメージを食らった顔も見せています。これが粘着質な人にとって、“新たな燃料”になっているのです。

 

そしてもう1つは、水原さんが目指している“セクシー”というアート表現に対する、価値観の違いです。日本では「女優やモデルが脱ぐ」というアクションは、基本的にアート的観点で見られにくいもの。芸能人が脱ぐのはだいたい何か大きな決意を持って脱ぐか、人気に翳りが出たから脱ぐかのどちらかです。

 

そのため水原さんが脱げば脱ぐほど、「なぜ彼女は脱ぎたがっているのか?」と理解できない人も出てくることに。その結果、「彼女はきっと見せたがりなんだ!」と“勝手な解釈”をして批判するのです。思い込みって、恐ろしいですよね。

 

日本の芸能界において、彼女はいろんな意味で“規格外”。でも、だからこそのカリスマ性です。

 

新しいブランドの名前は『OK』。本当に規格外な自分にOKを出せれば、傷つくこともないはず。そしてつまらない価値観なんかも気にならないはずです。さあ自身作のTシャツを着て、世界に羽ばたくのです!

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