ゆめこが喃語(なんご)を発し始めたことで緊張感が漂い始めた横峰家。
どちらが先だなんて意味のないことだとはわかっていても、最初に呼ぶのは自分だったら嬉しいな〜という気持ちが拭い去れない親心からです。
ちなみにまめは「パパ」でした。
まあ、「パ」って言いやすいですしね。
「パパ」とは言っていたけど気持ちは「ママ」だったかもしれないですし
そもそも別に気にしてないです、そんな小さいこと……
……などと言いつつもやはりですよ。
我が子が初めて自分を呼んでくれた瞬間というものは甘美な喜びに満ちています。
ボロボロの身体を引きずって仕事に家事にと駆けずり回り、寝不足に耐えられたのもこの瞬間のためと言っても過言ではありません。できることならば早く呼びかけて欲しい!
それはパパも同じだったようで
先日、夜中に目を覚ましたまめと一緒にリビングを覗くと
ゆめこに向かって延々「パ」の音をを刷り込んでいるパパの姿が……
なるほどそういうことか。
まめの時もこれをやったんだな。
問い詰めてみると、あっさり認めたパパですが
この作戦でいくのであれば有利なのはわたし。今度こそ先に「ママ」を呼んでもらおうと
日頃からマ行多めで話しています。
……意味のある言葉を喋るのはまだまだ先なのに。
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