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人間は、広い世界のほんの一部で生きている。
全てを知ることはできない。
世界のどこかには、自分の知らない何かを熱狂的に愛してる人がいる。研究する人がいる。
そんな人が集まると、小さなブームになる。
誰かの世界を、少しだけ覗いてみちゃおう。
それが「うさこの覗いた世界」なのだ…!

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かつて文房具屋さんはわたしにとって天国だった。
みんなに書き込んでもらうプロフィール帳に、交換しあえるシール。
毎日のように交し合う交換日記。
シャープペンは禁止だから、ばれないようにこっそりえんぴつ型のシャープペンシルを買ったこともあった。
食べ物にソックリの消しゴムはかわいいけど、文字は全然消せなかったな…。
あの頃、文房具屋さんは学校とわたしを繋ぐ秘密の道具を売っているようで
すごくワクワクしながら店内を巡ったことを覚えている。

いつからだろう…。
あの気持ちを忘れたのは…。

普段はパソコンばっかりで、ろくに文字も書かない。
少ししか使う機会がないから、文房具は安物で十分。
…そんなことを思って鎖国しているうちに、
文房具はみるみるうちに進化しているらしいじゃないか…。

もう一度、文房具でワクワクしたい!
そんなわたしは、大阪・天王寺mio内の「ステーショナリーマーケット+」にてある人に出会った。

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彼の名は石津大さん…。
文房具界の全てを知りつくし、人にアドバイスする「文房具ソムリエ」である!!

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「新年度が始まって1か月…いろいろ問題も起き始める頃ですがそんな中気分を上げてくれるモノを教えてください」という無茶振りに、
20点ほどの最先端文具を選りすぐって来てくれた文房具ソムリエ石津さん。

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その中でも職場や家庭の気分を明るくすること間違いなしの文房具たちを紹介します!!

1.ついに誕生!「もう、折れない。」シャープペンシル!

これまで「グリップがやわらかくて疲れない」「芯が尖り続ける」など人にやさしいシャーペンが数多く生まれてきたが、
ついに「芯が折れる」というストレスを解消する「芯が折れない」シャープペンシルが誕生した…!
先端のガードが芯を守ってくれることで芯が折れない仕組みだが、もちろん書き心地はふつうのシャーペンと変わらない。
紙をいじめてるんじゃないかというレベルで書き殴ってみたが、芯は折れることはなかった。

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ちなみに芯づまりも防ぐらしい。なんというストレスレスな世界…!
仕事や学習の効率向上に繋がることは想像に難くない…。
折れないシャープペンシルで築こう、平和な世界を。
(デルガード/ZEBRA/450円+税)

2.測るだけじゃない!「紙をスパッ!と切り取る。」定規!

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メーカーさんが「定規が何に使われているか?」と改めてアンケートを取ったところ、
「物の長さを測る」「まっすぐ線を引く」という王道の使い方を制し、
堂々の1位を獲ったのは「紙を切る」だった。
それならめちゃくちゃ紙が切れる定規を…ということで生まれたのがこの定規。

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紙をひっぱる角度が記されていて、そのまますーっと力を入れれば
感動に震えるほど綺麗に切れる。不器用でも切れる。
長さを測れるし、線も引けるのはもちろんのこと、半分に折れるから持ち運びも便利。
おいおい定規よどこまで便利になるんだ?と問いたくなる一品だ。
その細い体に役割担いすぎだよ!!
(HiLiNE アルミ定規 XS30BK/クツワ/700円+税)

3.いつでも持ち歩きたい!必要な時にサッと助けてくれる相棒

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10センチにも満たないそのボディは、重量16グラム(包装資材含む)。
いつでも持ち運べるそれを見て、誰もがペンだと思うことでしょう。
ところが…キャップを外し、スライダーを下すと持ち手が出現…!

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このフォルム…
は…ハサミだったのか~~~!
持ち運べる系ハサミは数あれど、ついにこんな可愛がるしかないサイズに…!
飛行機に持ち込みも可能ということで、海外にも連れて行けちゃうマジで便利な相棒です。
(ペンカットミニ/株式会社レイメイ藤井/500円+税)

4.そんなまさか…。針も使わなければ穴も開けないホチキス

文字で見るともはや魔法じゃないかと思うんですが、これが文房具で実在するのであります。

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以前世に出された「針を使わないホチキス」という画期的な商品に対し、
「穴が開くのがイヤだ!」というワガママに応える形で誕生したこの商品。

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テコの力を使いまくって200キロの圧をかけ波状に紙を折り込むことで紙をくっつけることができるという。
科学の力ってすごい…。
この小さい体に、科学を詰め込んでいるんだね…。
ちなみにコシコシこすれば外すこともできます。
世の中に「なかったことに出来るもの」なんてないと思ってたけど…ここにあったんだね…!
(ハリナックスプレス/コクヨ/1,100円+税)

5.何が起きてるの?何にでもつけられる魔法の付箋

従来、粘着面によってぺったりくっつけることができる付箋。
フィンランド発のこの付箋には、通常の「粘着面」がない。

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ただのぺらっとつるっとした一枚の紙だ。
これがなんと静電気の力によってどんな素材にも何度でも貼りつかせることができる。
さらに裏面は書いて消せるホワイトボード仕様。
この付箋さえあれば、
パソコンの後ろに貼って自分を追い詰めることもできるし、

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Tシャツに貼って存在をアピールすることもできる。

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「付箋」というジャンルを超えた新世代の付箋…!
色は9種類、サイズも小さいSサイズから長辺70センチのビックサイズまで!
使い方を考えるだけでワクワクが止まらない。
(マグネティック/Magnetic japan/Mサイズ 800円+税)

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驚くのは、思ったより文房具が安かったことだ。
これだけの技術を詰め込んでこの値段。
いつもよりちょっと多く出せば全然買える金額じゃないか。
「そうなんです、そんなに高いものじゃないってことを知ってもらいたいです。ほんの数百円なので一生モノを買いません??って思ってます」
石津さんは語る。
「メーカーが200社くらいあって、どんどん新商品が出てきます。今の文房具は“進化系”が主流。“コンプレックス解消型”とも呼んでいるんですが、売れる文房具の多くがこれまでの文房具で困った何かを解消している。例えばさっき紹介したシャーペンは折れるのがストレスだったけど、それをなくしましたよね。そんな風に、デメリットを排除してさらに進化していくんです。それには、日本の技術がふんだんに使われています。海外でもいい素材やデザインはあるけど、機能性について日本は圧倒的ですね」
今あるもので満足せず、さらなる高みへ向かっていく…。
なんてストイックで向上心に溢れた世界なんだ、文房具…!!
「実際、こういう文具を使いこなせばより仕事ができるようになりますし、モチベーションになって地味な仕事も楽しくなります。でも、それだけ商品がたくさんあったら分からない…ってときに、ぜひ聞いてください!(笑)詳しくてオススメしてくれる感を出したくて“文房具ソムリエ”を名乗り始めて3年目。地方の文房具屋さんで育ちずっと店番をしてきましたが、都会にはそんなぷらっと寄れるような文房具屋さんがないな…と思い、小さくて楽しいものばっかり置く店を作りました。触って実感してみてほしいです!」

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わたしは「折れないシャープペンシル(デルガード)」と「リングが開くノート(ツイストノート)」を入手。
ついつい周囲にドヤ顔で自慢し散らかすありさまだ。
自分が感動したから、他人と共有したくなる。

結論:ちょっといいモノを買ったら、お値段以上のモノがついてきた!!
ちょっといい文房具を買って、ワクワクする毎日を過ごしてみては?

 

文具ソムリエ(石津大さん)がプロデュースする文房具店「ステーショナリーマーケット」
今回取材したのは「ステーショナリーマーケット+」天王寺mio店
06-6773-2777

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