頭を触れば自分の体調がわかる!?
寒いシーズンが終わりを告げ、季節は春。気分も高揚する時期…と言いたいところだが、実際は気候の変化や風邪や花粉症などによる体調不良や、進学・就職などの環境の変化で、この時期は体調を崩しやすいのが現実。
けれど、そんな体にとって不安定な時期に、年度末から新年度の雑務や異動・進級での歓送迎会など、体も心も内臓も、休ませる暇がなかなか取れないのもこのシーズンならではの悩みだろう。
そんな時、手軽に素早く体調を回復させるのが、頭部にあるツボを刺激するセルフマッサージ。「前頭部や頭頂部が凝っている人は、ストレスや脳の疲労が溜まっている可能性が高い。また、頭頂部のコリは胃腸などの消化器系の疲れが出ていると言えます。さらにこれらの部位は男性ホルモンの影響も出やすいので、コリを放置すると血行不良で毛が細くなったり、薄くなったりする場合もあるので要注意ですね」
と語るのは、ヘッドスパ専門店「ADEA」銀座店の常田香織さん。
エステティック協会認定のホリスティック理論をベースにした高い技術で、現在は銀座店の店長として予約が取れないゴッドハンドとして人気の常田さんに、頭を触ることで自分の体調を知る方法、そしてその不調を解消してくれるセルフマッサージを教えてもらった。
正しい洗髪に加えて、血行促進のツボ押しマッサージ
側頭部のコリは眼精疲労が原因かも!?
■簡単チェック&セルフマッサージ(1)【百会】
「ここがこっている人」→精神的なストレスが溜まっている可能性アリ!?
「耳の1番高いところから上に向かって、顔の真ん中のラインと交わる位置、ちょうど頭頂部にあるツボが「百会」です。このツボは、自律神経を整え、頭皮の血行を促し、頭痛を和らげる効果があります。頭蓋骨に向かって垂直に圧を加えるように、優しく指で押してほぐしてあげてください」(常田さん)
ゆっくり押して、5秒間程止めて。で、ゆっくり指を離す。これを10回ほど続けると、徐々に血行が良くなってコリがほぐれるだけでなく、リラックス効果もあるという。
■簡単チェック&セルフマッサージ(2)【側頭部】
「ここがこっている人」→眼が疲れている可能性大!!
「側頭部のコリは眼精疲労が原因です。両手のてのひらを円を描くように、頭蓋骨にこすりつけるようにしてほぐしてください」(常田さん)
毎日、長時間のパソコン業務やスマホをダラダラ見ていると、知らず知らずに目に相当の負担をかけていて、結果、側頭部が凝り固まってしまうことにつながってしまうと常田さんは言う。
「頭頂部にしても、側頭部にしても、最初は自分の頭皮のかたさがわからないと思いますが、毎日意識してセルフマッサージをすることで、自分の頭皮のコリがわかるようになります。頭皮のセルフマッサージは血行促進につながるので、白髪の改善、顔のリフトアップにも効果があります。3か月後の自分の顔や体調は、今日のマッサージによって良くも悪くも変化しますので、ぜひ続けてください!」
【協力店舗】
ヘッドスパ専門店「ADEA」(アデア)銀座店
(http://www.adea-ginza.com/index.html)
東京都中央区銀座6-5-12 新堀ギタービル銀座9F
「呼吸法」をベースに「リラクゼーション」「美容・老化防止」「健康促進・ダイエット」を凝縮した独自のメソッドで行う「アデア式セラピー」と熟練の施術師による「ヘッドスパ」を融合した全く新しいコンセプトのヘッドスパ専門店。男性向けメニューもあり。現在は大森店と銀座店の2店舗を展開。今回紹介した常田店長は銀座店に勤務。