まつ毛の正しいケア方法とは?
「まつ毛は歳を重ねると細く弱くなっていきます。最近はまつ毛用の美容液を使う人も多いですが、間違ったケア方法ではまつ毛に逆効果な場合もあるんです」
そう教えてくれたのは、まつ毛エクステ・ネイルサロン「クレセントアイ」表参道店の松岡愛里さん。アイリスト歴5年で、同店舗で店長を務める“マツエク界のゴッドハンド”だ。
ゴールデンウィークに入り、温泉旅行や南国への旅行などの行楽に向かう人も多くなるが、マスカラやビューラーだと落ちてしまう心配があるということで、この時期、まつ毛エクステ=マツエクをする人が増えるという。そんな中でも「施術のスピードとモチの良さは自信がある」と断言する松岡さんの人気は高く、予約の取れないゴッドハンドとして他のアイリストとは一線を画す存在。
そんな松岡さん曰く、意外と間違っている人が多いまつ毛の正しいケア方法とは?
「まずはとにかく刺激を与えないこと。擦ったり、押さえつけたり、うつ伏せに寝たりなど、まつ毛に刺激となることをなるべく避けてあげること。あとは油分を使わないようにすることも大切です。まつ毛は油分との相性が悪いので、お化粧品やクレンジングオイルも自分のまつげに合ったものを使ってほしいです」
また、最近はまつ毛用の美容液を使う人も増えているが、この使い方も要注意とのこと。
「まつ毛用の美容液をつけるタイミングですが、お化粧を落とした後、何もついてない状態の時に塗るのがもっとも効果的。寝る前よりも、洗顔直後がベストです。また、美容液の選び方ですが、ネットなどで『今、これが人気です』という宣伝文句に惹かれて選ぶ人も多いですが、まつ毛にも個性があるので、せっかく高価なものを買っても、自分のまつ毛に合ったものを使わないと効果が出ない場合もあるので注意したいですね」
自分のまつ毛の特徴が分かっていない人も多いということで、「ちゃんとアイリストに見てもらった上で、ケア方法を選ぶ方が結果的にお得」とのこと。そんな松岡さんに、自分でできるまつ毛のケア方法を教えてもらった。
ゴッドハンドが教える「自宅でできるまつ毛ケア方法」
【1】まつ毛・清潔に保つ
お化粧品や目に見えないホコリ、今の時期だと花粉などがまつ毛につきやすいので、クレンジングの際に、まつ毛のキワまで指の腹でなでるように優しくクレンジングし、ぬるま湯で乳化させてから洗顔する。シャワーなどの水圧も刺激になってまつ毛に良くないので、直接は顔にかけないようにする。(美肌を作るためにも直のシャワーはしない方がよい)
【2】まつ毛・寝る前には透明マスカラでコーティング
寝返りなどによってまつ毛に対して刺激を与えないように、透明マスカラでコーディングする。最近のコーティング剤は美容液成分も入っているものが多いので一石二鳥。寝返りやついつい寝ながらこすりがちのまつ毛を刺激から守ることが大切です。
【3】目元・クマやくすみがないように睡眠や血行促進する
血行不良だとせっかくの目元がクマやくすみで疲れ目になりがちなので、こめかみや眉間、目のまわりのくぼみをマッサージ。お風呂につかりながらやると体が温まっててよりよい。あとはじゅうぶんな睡眠をとることを意識することも大切です。
ビューラーや付けまつ毛はまつ毛や肌を痛めることも
まだマツエクをしたことがない人にこそ、「今、この時期から始めてほしい」と松岡さんは力説する。
「例えばビューラーを使うとまつ毛にすごい圧をかけるので、まつ毛にとっては良くないですし、付けまつ毛は肌の薄い目の淵に接着剤をつけるので、まつ毛にも肌にも悪い。その点、おしゃれをしたい人にとって、マツエクは良い選択だと思います。ただ、マツエクも正しく扱わないとまつ毛や皮膚に負担をかけてしまうので、アイリストに相談して、自分にあったものを選び、ケアをすることが大事です」
2015年に表参道でオープンしたクレセントアイで店長として、多くのまつ毛を見てきた松岡さん。まつ毛に対する普段からの探求とあたたかい対応が彼女の人気の秘訣。
「まつ毛って生え方や本数など1人ひとり違うので、その人ごとに施術法が変わる。それが楽しいんです」
【協力店舗】
「Crescent Eye 表参道」
〒107-0061 東京都港区北青山3-5-21 加藤ビル4F
営業時間:平日11時~20時/土日祝日10時~20時(年中無休)
最高級素材へのこだわり、モチの良さを徹底的に追求した鍛え上げられた技術力だからこそできるスピード、そして丁寧なカウンセリングで、今までと違うワンランク上のまつげエクステ・ネイルサロンのクレセントアイ。松岡愛里さんは表参道店で店長を務めるアイリスト。他に渋谷にも店舗あり。