自律神経を整えて眠りが深くなるヨガ
最近、寝苦しい夜が続いて、寝不足の人も少なくないだろう。そういう人は「寝る前にヨガのポーズをするだけで、眠りが深くなるのでオススメ」とItsukiさん。東京の高級住宅街である広尾に広大な敷地を構える「デポルターレヨガ」。芸能人やプロアスリート、経営者など、多忙な中でも美容や健康に人一倍気を使う人たちが通うこの施設で、ヨガの指導をするゴッドハンドだ。
「ヨガは美容や健康にいいだけでなく、睡眠の質を向上させてくれるんです」
「テレビ局で朝の番組を担当することになった方が、生活パターンが変わって寝不足気味になったということで、ヨガを始められたら、『睡眠の質が変わって深く眠れるようになった』とおっしゃっていました」
ほかにも、ちょっと意欲が減退した時に、ヨガをやることで元気を取り戻したという人もいるそうだ。どうやら、Itsukiさん曰く、ヨガは心身のリラックス効果を促し、睡眠の質を向上させる効果があるとのこと。
「眠りを深くするためには副交感神経が大事だと思っている人も多いですが、じつは交感神経から副交感神経に切り替わるスイッチを入れることが重要なんです」
Itsukiさん曰く、「ランナーズハイと呼ばれるものが、プレッシャーやストレスがある中、ある程度走ることである種の瞑想状態になることで発生するように、ヨガを行ってスイッチの切り替えを促すことで心が安らぎ、睡眠の質も向上していく」ということだ。
そこで、寝苦しい熱帯夜が続く今、寝る前にぜひ試したい「寝やすくなる」簡単ヨガポーズをItsukiさんに伝授してもらった。
Itsuki式寝やすくなる簡単ヨガポーズ(1)<キャット&カウポーズ>
(1)動きやすい服装で床に四つん這いになる
(2)両腕は肩幅の広さに開き、肩の真下に手首が来るように置く
(3)足も腰幅の広さで、腰の真下に膝が来るようにする
<キャットポーズ>
(4)手や膝は床に着けたまま、息を吸いながらゆっくり体を丸めていく
(5)背中の真ん中が一番高くなるように背中を丸める
(6)一番高い位置まで背中を丸めたところで止まる
※ただ単に背中を丸めるのではなく、胸を引き上げるイメージで、肩と腰を起点に背中をできるだけ大きく丸めるよう意識する
<カウポーズ>
(7)丸まった状態の背中を、息を吐きながらゆっくりと元に戻す
(8)顔を前に向き、胸を前に突き出すように腕をしっかりと伸ばす
(9)2つのポーズを交互に10回ゆっくりと行う
※腰を落としがちなので、腰はスタートの姿勢を保つことを意識して、背中を反るというより、胸を前に突き出すことで背中が反るイメージを意識する
Itsuki式寝やすくなる簡単ヨガポーズ(2)<チャイルドポーズ>
(1)四つん這いになり、腰を足首のほうに落とす
(2)おでこを床に着け、手はできるだけ前方に伸ばす
(3)脱力してリラックスして深呼吸
(4)10秒程度キープする
<チャイルドポーズ>
「キャットポーズからカウポーズの繰り返しを10回したあと、チャイルドポーズをするというのを寝る前のルーティンにすることで、自然と体が眠りのスイッチが入ると習慣づけることで、眠りの質が向上します」
Itsukiさんのアドバイスを早速、今夜から試してみてほしい。
【協力店舗】
「デポルターレヨガ」
(http://www.deportareclub.com/)
〒106-0031 東京都港区西麻布4-21-2 コートヤードHIROO
TEL:03-6427-6724
営業時間:月~金曜日6:00~21:00/土曜・祝日8:00~19:00(日曜定休)
「存在するなら、進化しろ」をキャッチフレーズとして掲げ、2010年にスタートしたデポルターレクラブ。西麻布という超一等地に高級感あふれる店舗を構え、会員の半数は会社経営者、ほかにも芸能関係やプロスポーツ選手が多数愛用するセレブリティなパーソナルトレーニングジムが経営するヨガスタジオ。広尾という立地ながら施設内はゆったりとしたスペースや自然に恵まれ、ヨガスタジオだけでなくレストランやギャラリー、コワーキングスペースも備える。