<この物語は、ある霊能力者をモチーフにして描かれたフィクションである。>整理しなければならないことが山ほどあった。わかっていることは、どうやらここは明美が居た日本とさほど変わらぬ緯度上にある山間の集落であるらしいこと。そして突然現れた明美を、さっきの少年と目の前に座る男は知っている。加えて男は、〈口の大きな男〉と呼ばれる祈祷師らしきこと。そしてなにより重要なのは、そんな...

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