急激に寒くなりましたねー。ブルブル震えながらパソコンに向かっています。ということで、サワッディー・カァー。さて、ワタクシメがタイのバンコクで日本語教師をしていたのは前々回あたりで書きました。今回は日本語レッスンで起きたハプニング(!?)をご紹介します!題して『日本語言いまつがい』!本人が一生懸命に勉強しているものをちょっと間違ったくらいで『プ』とか笑っちゃいけない。ワタクシメもタイ語学校に通っているときは先生はいつも真剣に教えてくれました。でもですね、時おり、どうしても『プププーーーーッ!』と笑いをこらえることができない『言いまつがい』が起こるのです。例えば、例1)生徒 センセイ! ワタシ ノ クマ ハ カワイイ デス。(訳:先生! 私の妻(つま)はかわいいです)クマ と 妻(つま)、その間違いの気持ちはよくわかる。しかしワタクシメはこれを聞いたとき、一瞬だけ本当のクマ(熊)を思い浮かべてしまいました。ガオーッ!例2)生徒 ワタシ ハ アマイ マン● ガ スキデス。(訳:私は甘いマンゴーが好きです)これは『プププ』どころじゃ済まされないハイレベルなアダルト会話でした(笑)。本人は『マンゴー』と言いたかったようですが『ゴー』が出てこなかったようで。『ゴー』や『コー』、『ゴ』や『コ』の違いって、タイの人には聞きとりがむずかしいようなんです。もっとすごかった『言いまつがい』ならぬ『書きまつがい』はこちら。ひらがなとカタカナを使った比較文をつくらせたらこんな一文が…。わたしはすっぱいマンゴよりあまいアソコがすきです。お下品ですいません。(NGだったら削除してください。上の方)これ、同じ生徒の間違いだったんですけどね、本人に悪意がなかったぶん、心の中で笑わずにはいられませんでした。あまりにも上出来すぎです。カタカナの『マ』と『ア』、『ン』と『ソ』は、外国人にまったく区別がつかないみたいです。とくに『ン』と『ソ』は何度教えても使い分けができない生徒が多かったです。『言いまつがい』『書きまつがい』とは若干違いますが、動詞を教えているとき、こんな間違いがありました。ワタシ ハ テレビ ヲ タベマス。この間違いをしたのがかなり体格のよい女の子で、周りから『お前はテレビまで食うのかよーーー』的な爆笑をさらっていました。ワタクシメもちょっと吹いてしまいましたが。とはいっても、ここであげた間違いをした生徒たちは私がタイ語を覚えるよりも日本語習得が早く、英語もペラペーラで一流企業勤めや一流大学に通っている人ばかりでした。ワタクシメよりずっと優秀。ある意味、勝ち組。そんな普段の肩書きをおろした彼ら彼女らが真剣に日本語を学んでいる姿はとても好感がもて、かわいらしかったです。前回も書きましたが、いざバンコクに住むと日本人社会ができているのでなかなか一般タイ人(←ここ大事)とふれあう機会がありません。(夜の世界の人とふれあう機会が多い人はいるでしょうが)そのなかでこの日本語教師の経験はとても貴重でした。と、ここまで読んで疑問に思った方もいるでしょう。次回はそれについて詳しくお話します。それは、『日本語教師は英語と現地の言葉が話せないとなれないのか?』です。お楽しみに!<ワタクシメプロフィール>02年~06年までタイのバンコクにてロングバケーションを過ごす。4年半のタイ生活で学んだことは『どうにかならないことはない』、『日本が面倒になったらタイへ行け』。現在新宿二丁目付近でおゲイな人たちと過ごしながらライター業を営むミドサー。