発売1か月あまりで早くも4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』。蛭子能収(67)本人も「え、あの本が? 信じられない……」と驚く、好調な売れ行きを記念して、今回は特別に、月刊ファッション誌『JJ』誌上で行われたお悩み相談を配信。
女子会、SNS、カースト……コミュ力や人づきあいを重んじる社会に息苦しさを感じる若い女性読者の悩みに、「友達はいらない」と言い切る蛭子がゆるっとズバッと答えます!
【Q】「女子会でカーストが低めのダサいコはネタにされたり、からかわれたり……。自分もいつバカにされるか、気が抜けません」 (商社勤務・24歳)
【A】えっとね、常に自分が人からどう思われているか気になるなら、自分が一番情けないことをどんどん見せてしまうといいよ。そんで、人が自分を馬鹿にする態度を見て楽しんでいればいい。
向こうはバカにしたつもりでいても、こっちはわざとバカにされるように仕向けているんだから。「あいつは自分をこういう風に見ているんだな」って、逆にこっちが楽しむ。
バカにされることを受け入れた方がいいと思うよ。その方が、気がラクになると思うんだけどなぁ。 そんで、自分は誰もバカにしないように気をつけてたらいいじゃん。
それに、バカにする人がいたとしても、そいつが自分をどう思ってるかなんてそんなに重要かなぁ。もうちょっと軽く考えてたらいいと思う。むしろ、笑われるくらいのほうが人気者になれるかもよ。「ダサいね」なんて言われても、「そうだよ、私ダサいのー」って居直っちゃえばいい。
え? ダサいと思われないように頑張っておしゃれをする? うーん、(そんなことを頑張るなんて)それは、ちょっと悲しいですね。
(『JJ』2015年8月号「今、身につけたい“繋がらない勇気”。」より)
【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』早くも4刷!】
建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊! 当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。
詳しくは特設ページを。http://goo.gl/0A4DjB