「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が? 信じられない……」と驚く蛭子能収(67)が、本誌読者からの相談に答える!
【Q】「人工授精、体外受精など、150万円近くかけて不妊治療をしましたが、子どもができなくて、悩んでいます。『諦めよう』という夫とは、最近、不仲に……どうするべきでしょうか?」(麻由子さん・37・会社員・山梨県)
【A】「子どもがいてもいなくても夫婦は幸せであるべき」(蛭子能収)
オレは、ハッキリ言って、子どもが欲しいとは思いませんでした。まあ、エッチしている間に、生まれてきたから、仕方なく育てたという感じで。「子はかすがい」とか言うけど、その夫婦は、そう言ってごまかしているだけ。子どもをつくるかどうかでケンカするのは変ですよ。
これだから医学の進歩は難しいんです。自然に任せないで、寿命を延ばしたり、子どもができたりする。不妊治療のことは詳しく知らないけど、オレは150万円を治療にあてるよりも、共通の趣味を楽しんだり、旅行に行ったりして、夫婦で楽しんだほうがいいと思うんです。そのうちにポッコリできちゃうかもしれないし。まあ、大金を払っているから、諦めにくい気持ちもわかりますけどね。
競艇でも、負けが続いたから次のレースで取り返すぞ、と考えるよりも、パチンコに行ったほうが、結果がよかったことがあります。そんな引き時も大事だと思います。
【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】
建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊! 当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。
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