「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(68)が、本誌読者からの相談に答える!
【Q】「家族や友人から『あなたの目力、強すぎて怖い』とよく言われます。なんでも、恐怖映画に出演する某女優に似ているようです。目力を弱く、柔らかくするいい方法はありませんか?」(サムノイチさん・64・画家・兵庫県)
【A】「目力の強い人は競艇にも強い」(蛭子能収)
目力を柔らかくしたいのなら、あまり目を見開かないようにしてたらいいんじゃないですか、アハハハ。目力の強さは、あなたの心の表れですよ。オレは目が優しそうと言われますが、それは心が優しいからなんです。
でも、この人は、画家じゃないですか。だったら目に力があったほうがいいですよ。目を見開いている人は物事もしっかり見られるから、絵がうまいと思います。
オレみたいに死んだ目をしていると、キレイにかけないんですよ。デッサン力も弱いし、今度、パルコでやる展覧会も「下手なくせに個展なんかしやがって」と新聞記者に批判されるような気がして……。みんなが思っているけど黙っていたことを、誰かひとりが言うことで、オレへの非難が爆発しそうで怖い気持ちもあります。
ともあれ、目力といえば、競艇場でも、おじさんたちが予想をするときの眼光の鋭さは迫力ありますよ。オレは優しい目をしているから、負けてしまうんでしょうね。あなたも競艇をしたらきっと勝てると思いますよ。
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建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊! 当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。
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