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「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(68)が、本誌読者からの相談に答える!

 

【Q】「お世話になった先輩が、別の生保会社に転職し『一緒にやろう』と誘われています。尊敬できる先輩に付いていきたいけど、今の仕事にもやりがいがあり、どっちにしようか迷っています」(宣チャンさん・28・保険会社勤務・大阪府)

 

【A】「仕事において大事なのは給料の出どころだけ」(蛭子能収)

 

どっちも一緒ですね。深く考えないほうがいいですよ。それにオレがいい回答してくれるとでも思っているんですかね。その判断力がそもそも劣っているというか……。

 

SMAPが解散するかしないかで騒いでいたとき、キムタクの奥さんが「あんたはやめんほうがいい」と言ったようですが、もしそれが本当ならすごく現実的で偉いなと思っています。人に恩義を感じることも大切かもしれませんが、給料を払ってくれるところが大事なんです。

 

オレもテレビに出始めていたころ、事務所の分裂騒動があったんです。分裂してできた別の事務所にはオレをテレビに出してくれた恩人がいました。でもオレは元の事務所にとどまることにしました。担当マネージャーが残ると言ったからで、とくにためらいはありませんでした。

 

仕事をしていて迷うというのは甘えです。仕事をするときは、給料の出どころだけを向いていればいいんです。恩義とか、やりがいだとかは、どうでもいいこと。お金だけ考えて働けばいいんですよ。

【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】

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建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊! 当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。

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