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「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(69)が、本誌読者からの相談に答える!

 

【Q】「涙もろくて困っています。娘の結婚が控えていますが、結納のときにも大泣きしてしまい……。式でも大声を出して泣いてしまうかと心配です。どうしたら気丈な“花嫁の父”になれるでしょうか?」(富士山麓のオウムさん・55・会社員・山梨県)

 

【A】「最近はとうとう葬式の案内状が来なくなった」(蛭子能収)

 

この2カ月ばかり仕事以外では競艇場に行っていません。オレのほうが悲しいですよ。オレは娘が結婚したときも、なんの感情も湧きませんでした。だから結婚くらいで泣く気持ちはわかりません。でも、式場で泣くことは問題ではありませんよね。泣いても感情が豊かな人だと思われるだけですよ。人前で思いっきり涙を流すのが嫌だったら、そもそも結婚式に出なければいいだけです。

 

オレの場合は、笑ってはいけないところで、クスクス笑ってしまう癖があります。葬式でも、みんなが悲しそうにしているのを見ると、なぜかおかしくなってしまうんです。前までは、悲しい席で笑いそうになったときは、せきやクシャミが出たフリをしてごまかしていましたが、絶対にバレます。そういえば、最近、いろんな人が亡くなっていますけど、とうとう通夜や告別式の案内状も来なくなりました。涙もろいのも、笑ってはいけない場所で笑ってしまうのも個性だと思えば、それをわざわざ直すことはないんじゃないですか。

 

【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】


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建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊! 当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。

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