私は日常的に、深呼吸することを大切にしています。深い呼吸を繰り返すことで、心がリラックスするからです。どのようにするかというと、まず「体にたまった悪いエネルギーを外に追い出す」ことをイメージしながら、静かに息を吐き出します。これ以上吐き出せないくらいに息を吐ききったら、今度は「体に新しい宇宙の良いエネルギーが入り、身体のすみずみまで行き渡る」とイメージしながら、胸いっぱいに空気を吸い込みます。そして限界まで息を吸い込んだら、またゆっくりと息を吐き出します。ちょうど風船の空気が少しずつ抜けるようにゆっくりね。
これだけのことですから、いつでもどこでも実行できます。移動中の車の中、会議や打ち合わせの前、テレビ局の控え室などでもこっそり行っています。深呼吸の回数は様々で、1、2回のこともあれば、何回も繰り返し行うこともあります。そのときの状況によって自由に変えているのです。なお、私が深呼吸をしようと思うときは、たいてい次のような場合です。緊張をほぐしたい、気分転換をはかりたい、何かに集中したいときなどです。
このように、私は気楽に深呼吸を行っているのですが、自分の書斎にいるときは、もう少し儀式めいた気分で呼吸法を実践しています。そのときにお世話になるのが、実は「親愛なる石たち」で、水晶をはじめいろいろな石たちにお願いしています。なかでも「アズライト」はリラックス以上の不思議なパワーを私に与えてくれるのですよね。その方法もお話ししましょう。書斎の窓をしばらくの間開けて、部屋の空気を入れ換えてから椅子に座ります。「アズライト」を手のひらで軽く包むように握り、姿勢を正し、目を軽くつぶって深呼吸を静かに繰り返します。しばらくすると、脳裏に去来していた雑念や前述のイメージも自然に消え去り、頭の中には何も無いといった状態になります。脳波測定器で測れば、アルファ波盛んに出ている状態でしょう。瞑想の入り口に入ったと言ってもいいですね。
本当に不思議なほど、安らかな思いが胸に広がっていきます。それと同時に、堂々巡りをしていた事柄にポンと明快な答えが生まれたり、思ってもみなかった素晴らしいアイデアが浮かんできたりするのです。それは、選択肢がいくつもある未来のことについて、一種の強い暗示が降りてくるとも言えますね。つまり、自分以外の何かによって導かれているのだと感じる瞬間が訪れるのです。私はこういう瞬間を多々経験しています。そのお陰もあって、これは天界の助けであると信じています。「アズライト」が私の潜在意識と天界とのコミュニケーションの橋渡し役を、買って出てくれているに違いないと確信しているのです。
実際、「アズライト」にはかなりの古い歴史があります。紀元前15世紀ごろのエジプトやギリシア、マヤなどの古代文明時代から特別な石として扱われ、祈祷や予言に用いられていたとされているのです。「祈祷」や「予言」とは、まさに天界とのつながりを前提とした人間の行為。そこに「アズライト」が介在していたというのは、前述の私の経験と同じような、相関関係を意味するものですね。また一般的に、「アズライト」は霊能力や洞察力を高める、天界とのコミュニケーション能力を高める、宇宙の叡智との交流を高める、集中力や注意力を高める、創造力を高めるといった効能が謳われています。まさにそのとおりだと、私も思っています。
もし、あなたが「アズライト」に強く惹かれるなら、あなたの中に天界の助けを必要とする何らかの問題が横たわっているはずです。それは、あなたが意識するしないにかかわらずね。そうしたときは、「アズライト」を身近に置いて真摯にご自分と向かい合ってみましょう。きっと、何か思いがけない答えが得られるはずですよ。