その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(27)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!
【入学式には学校中の幽霊が参加しています】
新年度が始まりましたね。僕がこの時期になると思い出すのが、中学校の入学式での出来事です。
新入生のとき、体育館に入った瞬間、ちょっと違和感を覚えたんです。なんていうか、人がぎゅうぎゅう詰めな感じがしたんですよ。まあ、意外と生徒数が多いんだなって自分を納得させました。
このとき感じた違和感は、そのあとすぐに忘れちゃったんですけど。また何かの行事のときに、全校生徒が体育館に集まる機会があったんですね。
そうしたら、やっぱり人がぎゅうぎゅうなんですよ。変だなって思ってよく見てみると、知らない制服を着てる生徒が何人も、いや何十人も交ざってるんです。そのとき、ふと「あ、死んでる人たちだ!」って気づきました。
たぶん、在学中に亡くなっちゃった昔の生徒たちが、まだ学校に通い続けていて、集まってきていたんだと思います。つまり、先輩ってことですよね。僕の通っていた中学校は、けっこう歴史が長かったので、幽霊の数も多かったんじゃないかなと。
運動会とか学園祭とか、行事のたびに生徒の数が増えていて。やっぱり幽霊も行事は楽しみなんでしょうね。
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光文社・女性自身編集部「ポップな心霊論」係まで!
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