大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!
【Q】「小学6年生の息子の身長が135センチで伸びません。背を伸ばそうと牛乳をたくさん飲ませていますが、なかなか大きくなりません。蛭子さんはどうやって身長を伸ばしましたか?」(大・中・小さん・43・パート社員・静岡県)
【A】「子どもを心配したり、何かを期待したりすることは“大きなお世話”」(蛭子能収)
うへっ〜、牛乳を子どもに飲ませるなんてヒドいよ。牛乳なんて小学校のときに1度飲んだだけで、それ以来、口にしたことがありません。そもそも甘くないのが受け入れられません。オレが大好きなコーヒー牛乳さえあれば、牛乳なんてこの世からなくなってもいいです。
そんなオレでも身長は171センチです。なぜ伸びたかわかりませんが父親も大きかったので遺伝だと思いますよ。
それにしても子どもの身長が伸びないことがそんなに心配ですかね。小さいといじめられるとかモテないとか不安になるのは、大人が「人はこうあるべき」と決めつけているから。大きなお世話ですよ。どうしようもならないことを考えるよりも、いじめられたらすぐに親に助けを求めることなど、子どもが困ったときに役立つことを伝えたほうがいいと思いますけどね。
オレは自分の子どもも、なるようにしかならないから期待しませんでした。競艇でも好きな選手を期待するあまり、負けただけで嫌いになります。期待はやっかいです。
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