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大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(72)が、読者からの相談に答える!

 

【Q】「好きな女性はいますが結婚したくありません。同じ人とずっと生活していくことに自信がないし、飽きませんかね? それと嫌なやつだと思うともう気がうせてしまう性格です」(一人がいいさん・42・自営業・埼玉県)

 

【A】「結婚は0が100では測れない。51対49でもメリットが勝てば御の字」(蛭子能収)

 

オレにとって結婚の難点は、自由に競艇場に行けなくなったこと。それ以外は別に不満がありません。女房と一緒にいても、飽きたり嫌になったりしたこともありません。

 

結婚相手に求めるのは、0か100ではなくて、51対49でもいいから少しでもメリットがあればいいですよ。そもそも結婚するときに、自分の思いどおりの人と一緒になれた人なんて1割もいません。あとは妥協ですよ。

 

オレのマネージャーはこの前40歳になりましたが、この人と同じ考えですね。結婚生活や相手に折り合いがつけられないみたいです。いつか忠告しようと思っていましたが、去年の暮れに、競馬で73万6,000円を当て、3,900円の叙々苑の特選ロース弁当をおごってくれたので黙っています。ごちそうになった焼き肉は別格です。

 

先日も、また高級焼き肉をおごってもらおうとマネージャーに声をかけたら「焼き肉ばかりで飽きますよ」と。自分の金では行かない叙々苑ですが、ごちそうされるなら毎日でも大丈夫。おごられるメシを妥協してはいけません。

 

「女性自身」2020年2月4日号 掲載

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