その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(28)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!
【人を恨むと自分が空っぽになっちゃいます】
いつもお手紙ありがとうございます。なかなか個別にお返事できなくてごめんなさい。そのなかに「ものすごく憎い人がいるので、死神に頼んでもらえませんか」というご依頼があったんですけど、僕、たまたま見かけただけで、死神の連絡先は知らないんです。
でも、「死んでほしいくらい憎い」っていう強い恨みの念は、きっと生き霊になって相手についているはず。何かしら悪いことが起きると思うので、復讐は果たせるんじゃないかと思います。
ただ、他人にあまりに強い念を飛ばしていると、そっちにエネルギーが全部持っていかれるので、“空っぽ”な人間になってしまいます。そういう人を霊視すると、霊体がほぼ、なくなっちゃってるんです。それでも復讐できれば構わないっていうなら、恨み続ければいいと思います。
ただ、注意しないといけないのが、まったく罪悪感を抱かない人は、生き霊をはねのけてしまうということ。そうすると、こっちの“恨み損”というか、自分は空っぽになるし、復讐は果たせないしで、踏んだり蹴ったりです。だから、どんなに憎い相手だとしても、あんまり執着せずに気持ちを切り替えたほうがいいと思いますよ。
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光文社・女性自身編集部「ポップな心霊論」係まで!
「女性自身」2020年2月18日号 掲載
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