その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(29)。『ポップな心霊論』は、そんな彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!
【夜のドライブで不思議な体験をしました】
先日、新しく買い換えた車で一人でドライブに行きました。
都内の自宅から幕張のほうまで行き、そこから下道を使って横浜へ向かうというかなりの長距離コース。明るいうちに出発したんですが、横浜周辺に着くころには、すでに辺りは暗くなっていました。
海沿いを走りながら、横浜の夜景にみとれていたとき、一瞬ハンドルから片手を離してしまったんです。すると、その手をギュッと誰かに握られた感覚がしました。
びっくりはしたんですけど、ぜんぜん嫌な感じはしなくて。ただちょっと不思議だったのが、僕の手をつかんでいるはずの誰かの手らしきものが見えなかったんです。視界の端にも、まったく入っていませんでした。
でもなぜか正体を確かめようとは思わなくて。しかも、心が温かくなるような、優しい気持ちになっていたんです。
気がつくと、その感覚はふっと消えてしまったんですが、その瞬間に電話が鳴りました。
車を停めて電話に出ると、ものすごくうれしい知らせをいただいたんです。もしかしたら、僕の手を握ったあの不思議な感覚は、幸せの前兆のようなものだったのかもしれません。
【PROFILE】
シークエンスはやとも
1991年生まれ。吉本興業所属。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などで見せた芸能人の霊視も話題に。自身のYouTubeチャンネルでも心霊話を配信中。8月4日には本連載をまとめた初の著書『ヤバい生き霊』(光文社)が発売された。
【お知らせ】
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光文社・女性自身編集部「ポップな心霊論」係まで!
「女性自身」2020年11月24日号 掲載