大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収さん(73)が、読者からの相談に答える!
昨年7月、蛭子さんは、『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京系)で、アルツハイマー病とレビー小体病を併発している初期の認知症であることを公表した。
【Q】「夫が交通事故でケガ、私も体調を崩して病院通い、娘は就職先が決まらない。わが家だけ不幸ばかり起こります。幸せそうに暮らしているほかの家が妬ましいです……」(インガル・スーさん・49・主婦・兵庫県)
【A】「幸せとは、なんてことないフツーの生活のこと」(蛭子能収)
オレは競艇で負け続けたときは、帰りにパチンコ店に行っていました。ウジウジした気持ちを切り替えるためですが、意外と競艇で負けた日のほうが、パチンコでは勝っていた気がします。ギャンブルで失ったツキは、ギャンブルで取り戻すしかありません!(マネージャー〈以下、マ〉「真面目に回答しないと仕事がなくなりますよ!」)
あっ、すみません……。大変そうですが、不幸なことは生きていれば必ずありますよ。たまたまそれが重なっただけ。もし不幸がずっと続いたら、その体験を本や漫画にすれば売れると思いますよ。(マ「蛭子さんは以前、真面目な番組で、幸せはと聞かれて「オッパイと競艇」と答えてヒンシュクを買っていました」)
あれ、そうやったけ? たぶん、家に帰ってきたら女房がいて、たまに自分がやりたいことができるフツーな生活が幸せだと言いたかったんですけどね。(マ「やっぱりクズだと噂されました」)そんな悪い評判でも、逆にオレの評価を高めてくれることがあるんですよ。
「女性自身」2021年4月13日号 掲載