その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、吉本興業所属の“霊がよく見える”芸人・シークエンスはやとも。『ポップな心霊論』は、そんな彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!
【モテ期が来ているのかキレイな女性に迫られました】
実は最近、ちょっとしたモテ期が来ているような気がします。
ただ、好意を持ってくれる人のなかには、たまに“ヤバい生き霊”な人もいるんですよね。先日紹介された、テレビ局で働いている女性もまさにそうでした……。
初対面から積極的で、はじめはすごくうれしかったんですが、こっそり霊視してみると、けっこうな数の恨みの生き霊がついてたんですよね。
しかも、本人はむしろ自分が被害者だと思ってるというか、自分の欲求を満たすことにしか興味がないタイプ。
だから、うまくごまかして、その後もなるべく避けるようにしていました。
でも、緊急事態宣言が解除された時期に少人数の食事会に誘われて。僕がお世話になっている人も来ることになっていたので、とりあえず顔を出すことにしたんです。
当日、お店には僕と彼女の2人しか来ませんでした。たぶん騙されたんだと思います……。
個室で数時間にわたって迫られ、「付き合ってくれないと死ぬ!」と泣きつかれましたが、なんとかタクシー乗り場まで送り届けることができました。
もし霊視をしていなかったら、押され負けていたかもしれないので、うまく回避できて本当によかったです……。
【PROFILE】
シークエンスはやとも
1991年生まれ。吉本興業所属。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などで見せた芸能人の霊視も話題に。自身のYouTubeチャンネルでも心霊話を配信中。昨年8月には本連載をまとめた初の著書『ヤバい生き霊』(光文社)が発売された。