その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、吉本興業所属の“霊がよく見える”芸人・シークエンスはやとも。『ポップな心霊論』は、そんな彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!
【Zepp Tokyoでのちょっと不思議な体験】
先日、とあるイベントのゲストとして、生まれて初めてZepp Tokyoのステージに立ってきました!
僕がいつも出ている劇場とは比べ物にならないくらいの規模だったし、あんなに大勢の人の前に立つなんて、ものすごい経験をしたなと思います。
しかも僕の場合は、お客さんの霊体のエネルギーみたいなものがわかるので、それを全身で感じてなんだかちょっと快感でした(笑)。
ただ、たくさんの人が集まる場所にはありがちな不思議体験もしちゃったんですよね……。
イベントのMCが吉本の先輩だったので、楽屋入りされたらすぐ挨拶に行けるよう、ドアを開けたまま廊下の様子をうかがってたんです。
しばらくすると、先輩らしき人が通りがかったので、急いで後を追いかけると、その人は楽屋の中に入っていきました。
後ろ姿だけで、先輩かどうか確証はなかったんですけど、そこがちょうどご本人の楽屋だったので、ノックをして「失礼します!」とドアを開けました。でも、なぜかそこには誰もいないんですよ。
すると、後ろから本物の先輩が「何してんの?」と現れて、めちゃくちゃ驚きました。あれはやっぱり幽霊だったんですかね?
【PROFILE】
シークエンスはやとも
1991年生まれ。吉本興業所属。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などで見せた芸能人の霊視も話題に。自身のYouTubeチャンネルでも心霊話を配信中。昨年8月には本連載をまとめた初の著書『ヤバい生き霊』(光文社)が発売された。