その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、吉本興業所属の“霊がよく見える”芸人・シークエンスはやとも。『ポップな心霊論』は、そんな彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!
【僕の霊能力は出力を調節できます】
以前、僕は自由に霊能力をオンオフできるとお話ししましたが、実は、電気のスイッチみたいにパチッと切り替えるだけじゃなく、テレビのボリュームみたいに強さを調節することもできます。
お仕事で生き霊チェックをするときは、出力を100にしてはっきり見えるようにしてるんですけど、たまに「うっすら見たいな」ってときがあるんですよね。
それが、お笑いの舞台に立つとき。来てくれたお客さんたちの“タイプ”がつい気になっちゃうからです。
僕たちのネタは独特なので、お客さんとの相性が大切というか。まあ、ウケなかったときの予防線を張りたいんですよね(笑)。スベっても、今日はお客さんたちの“タイプ”が合わなくて、運が悪かっただけだって。
かといって、全員の霊体がはっきり見えると、ネタどころじゃないほど疲れちゃうので、そういうときは出力を40くらいにして、全体的な雰囲気を見るようにしています。
ちなみに、感染症対策でステージと客席の間にビニールカーテンが引かれてたとき、お客さんたちの霊体が急に見えにくくなって、僕は霊を“目”で見てるんだなって実感しました(笑)。
【PROFILE】
シークエンスはやとも
1991年生まれ。吉本興業所属。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などで見せた芸能人の霊視も話題に。自身のYouTubeチャンネルでも心霊話を配信中。本連載をまとめた著書『ヤバい生き霊』(光文社)が発売中。
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