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2020年7月、認知症であることを公表した蛭子能収さん(75)。その近況や今の思い、妻・悠加さんの“介護相談”も収録した『認知症になった蛭子さん~介護する家族の心が「楽」になる本』(光文社・定価1320円)も発売中の蛭子が、本誌読者からの相談に応える!

 

【Q】「仕事一途に生きてきましたが、ようやく2人目の子供がひとり立ちしたとたん、やる気を失ってしまいました。何をするにも面倒になってしまい途方に暮れています。どうすればいいですか?」(芯ズーム夫さん・56歳・千葉県・会社員)

 

【A】「一生懸命ボーっとすればいい」(蛭子能収)

 

……うーん(と、あたりをキョロキョロ見回し、蛭子さんは相談者からの手紙をいじりはじめる)。

 

はあ、オレは病気(認知症のこと)になってから何もやる気がおきません。でも面倒くさいと思うことは悪いことなんですかね。

 

(マネージャー「もともと蛭子さんは何ごとにも意欲がありませんからね。認知症になってもあまり変わりませんよ」)

 

あ〜そうですか。でも、オレにやる気が出る方法を聞かれてもわかるはずありませんけど、やる気がないから、オレに聞こうと思ってしまったんですかね、うふ!

 

(マネージャー「この人も子育てが終わったことだし、頑張って働かなくてもいいと思いますけどね」)

 

あ〜そうですね。それにやる気が出ない悩みを人に打ち明けても解決しないように思いますけどね。

 

(マネージャー「蛭子さんは、仕事は“頑張ってダラダラやる”と前に話していました」)

 

あ〜そうですね、ボーっとすることを一生懸命やればいつかいいことがありますよ。

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