■反抗期の真っただ中で現場ではハレモノ的な扱いを
撮影現場では、西田のアドリブ演技がさく裂。みんな笑いをこらえるのに必死というほど和やかな雰囲気だったが、たびたび杉田さんが場を凍りつかせたという。
「当時は反抗期まっさかりで、よく西田さんに歯向かってしまいました。6歳のときに両親が離婚して、父とは縁が薄いため、ドラマで父親役の西田さんに甘えてしまったんでしょうね。私は現場ではハレモノ的な扱いでした(笑)」
あるとき、スタジオの食堂で、デザートのプリンを食べている妹役の子が『絵理ちゃん(杉田さんの役名)は食べないの?』と言ったときのこと。
「借金を抱えていたから、使えるお金は交通費と食事代で1日1500円。プリン代がなかったんです。悲しくて、思わず『いらない!』と席を立って、そのまま楽屋でふて寝。完全な八つ当たりで、撮影を遅らせてしまったのですが、こんなときでも西田さんは『疲れていたんだねえ』『お年ごろだからね』とフォローしてくれたんです」
’21年、『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)で西田と共演。
「久しぶりに本当のお父さんに再会した気持ちになって、プロデューサーさんが困るほど、涙が止まりませんでした(笑)」
【PROFILE】
杉田かおる
’64年、東京都生まれ。7歳で子役としてブレイクし、多くのドラマに出演。その後、バラエティ番組でも活躍、多くの書籍も出版する。近著は『60歳からの自然美肌 杉田かおる オーガニックビューティ・ライフ』(世界書院)
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