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「奥さんは立派な人。今回、夫の体を心配した奥さんは『出馬はやめて』と大反対したそうです。でも鳥越さんが出馬を決意すると、奥さんは『あなたが決めたのなら、全面的に応援します』と。鳥越さんの選挙戦は、奧さんとの“共同作業”なんですよ」

 

そう語るのは、東京都知事選に出馬した鳥越俊太郎(76)と30年来の親交がある、元参院議員の平野貞夫さん(80)。ノンフィクション作家の澤地久枝さん(85)も、博子夫人をベタ褒めする。

 

「奥さんは目立たず、自己主張をあまりせず、夫を陰で支える美しい人。昔、内助の功のある良妻のことを“家庭夫人”と呼んだものですが、まさにそのとおりの女性です」

 

これまで鳥越氏は、博子夫人をほとんどメディアに出したことがない。とっておきの“箱入り妻”なのだ。

 

では、博子夫人の“鳥越評”は?澤地さんが博子夫人に「鳥越さんの世話は大変でしょう」と聞くと、こんな答えが返ってきたという。

 

「いえ、主人は孫の世話で手一杯ですから(笑)」

 

澤地さんが続ける。

 

「鳥越さんの孫への耽溺ぶりはすごいんです。いつも自分から孫の話をしてきますよ」

 

博子夫人には、孫に夢中な“ラクな夫”であるようだ。

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