「不倫はダメ!きっと不幸になる」と、普通、周囲の人間は言う。しかし、本誌は「後悔してない、今が幸せですから」と胸を張る女性の話を聞いた。以下は、粟田悠美さん(52・パート)の告白である。
一昨年、大手企業でずっと順調だった夫が脱サラした途端に、借金だらけになってしまいました。退職金もなくなり、家計は火の車。大学生の2人の娘のバイト代に頼ってばかりもいられず、20年ぶりにパート勤めを始めました。その勤務先で、イケメンの年下上司に出会ったのです。
最初は本当に憧れだけで、ほとんど会話を交わしたこともなかったのですが、彼が突然ヘルニアで入院・手術・休養をすることになって。部署を代表してお見舞金とお花を届けに行ったのです。病室に伺うと、彼は寂しそうにクロスワードパズルを解いていました。私の顔を見るやうれしそうにほほ笑んで「妻は銀行員で忙しいから、なかなか見舞いに来ない」とポツリ。
これ幸いと翌日も顔を出した私に、彼からある頼み事が。手術の後遺症で「できなくなったかもしれないんだ」と言うのです。そして「不安だから試してみたい」と私を見つめます。そもそも夫とは脱サラ以来セックスレスです。お断りする理由もない。「この機会を逃したら一生しないかも」と思いました。
翌日、彼が外出許可をとって2人でホテルへ。昔はスレンダーだった私も、更年期を迎え今は60キロ近い体に。バスルームを出る段階になって急に恥ずかしくなり「明かりを消して欲しい」と頼んだのですが「見せてくれないと」と懇願されました。結局、明るいところでしました。恥ずかしいというより義務感が先だって、なんとか彼が目的を遂げられるように、ということだけを考えました。
術後の彼に負担がかからないよう、私は観音様になったような気持ちで、上になり彼をいたわり、体重をかけないようにゆっくりと導いてあげました。アレが無事にできたことに、安堵した彼は「元気になったらすごく気持ちよくするから」と約束してくれました。
2人の関係は急に深まって、入院中も毎日外出届を出し、ホテルへ。彼が職場復帰をしてからも関係は続いています。私は閉経したと思っていたのに、再び生理が戻ってきたり、肌もハリが戻ってきて、一気に10歳以上蘇った感じ。ホルモン補充療法をしようと思っていたのですが、もうその必要もないみたいです。