「これまで数多くのお金持ちと交流し、その行動について研究してきました。その結果、お金持ちになれる人と、なれない人では、毎日の生活習慣に明確な違いが存在することに気がついたんです」
そう語るのは、著書『お金持ちになる習慣「生きたお金の使い方」が身につく本』(清流出版)が好評の評論家・加谷珪一さん(46)。毎日の生活習慣とお金には、密接な関係があるという。
では、どのような行動をすれば、お金に縁のある生活を送ることができるのか?そこで、加谷さんに「節約」についての2択クイズを監修してもらった。お金持ちなら、こんなときどうする?
【Q】100円ショップで買い物をする?
「答えは『しない』。安いからといって大量買いなどしてしまうと、結局損をしているなんてこともあります。まとめ買いも、そのために多くの時間を使ったり、買っても結局使わないというのでは意味がありません。まとめ買いで損をするだけでなく、余計な物まで買ってしまうこともあるので、お金持ちは利用しません」
【Q】家計簿は細かくつける?
「答えは『つけない』。お金持ちの方のほとんどは、家計簿を細かくつけません。というのは、家計簿を細かく記すことにこだわりすぎると、家計簿をつけること自体が目的になってしまうんですね。逆に大事なのは、大ざっぱでよいので、年間で何にいくら使っているのか、常に頭の中で把握しておくことなんです」
【Q】タクシーに乗る?
「答えは『乗る』。タクシーに乗ることの価値は、『1人になる時間』代というのが含まれていると、お金持ちの多くは考えています。移動中に、電話やメールをすませてしまえば、時間を有効活用できるし、その余った時間を、ほかのことに使ったほうが効率的です」
【Q】本やDVDを人から借りる?
「答えは『借りない』。借りるという行為は相手の時間をタダで奪うということになります。基本的に、貸すという行為は対価が発生すべきものです。それをタダで借りてしまう人は、お金に対する感覚もルーズです。本当に見たいコンテンツなら、お金を出していつでも見ることができるように買うはずです」
富裕層の何げない行動が、お金を引き寄せる力を持つという研究から生まれた「生きたお金の使い方」を学んで、今日から「お金持ちになる習慣」を始めよう!