「人生は短い。不倫をしよう」というキャッチフレーズでブレークした“既婚者向け出会い系サイト”の会員が、恐怖のどん底に落とされている。
「02年にカナダで誕生し、一昨年、日本にも上陸した『アシュレイ・マディソン』という不倫サイトです。今年の7月にハッキングされ、大量の会員の個人情報が盗まれて、大騒ぎになっているんです」
こう語るのは、流出した“会員リスト”を入手して、その解析を進めている日本人ジャーナリストだ。全世界で3千600万人分の個人情報が流出したとされるが、このジャーナリストは、180万人ともいわれる日本人利用者のリストの一部を入手した。
「特に目につくのは、医師や大学教授ですね。学術論文に使っているメールアドレスそのまま使っている人もいました。私が特定した中には、東大病院の有名医師や、日大、埼玉大の医学部教授、ほかにも金沢大、産業医科大、琉球大の教員や、都内の外国語専門学校の理事長、九州の服飾専門学校の理事などもいて驚きますね」
錚々たる“セレブ男性”が名を連ねているというのだ。しかも顧客は医師や大学教授にとどまらないという。
「さすがに『go.jp』という官庁関連のメアドで“不倫登録”している人間は、これまでのところ見つかっていません。ただ三菱商事やIBMなど超一流企業のエリート会社員が登録しているケースもありました」
だが、“浮気願望”のツケは小さくないようだ。
「今後は、『会員リストの中に、あなたの名前を見つけた。公表されたくなければお金を払え』なんていう脅迫、詐欺も出てくるかもしれませんね」
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