6月11日土曜日、神奈川県の川崎市市民ミュージアム。吹き抜けの広々とした空間には、大小の段ボール箱が山と積まれ、周囲には10台の車いすが等間隔に置かれている。現代美術の国際的アーティスト・折元立身さん(69)による新作パフォーマンス、『車いすのストレス』である。その案内チラシにはこうあった。《母を介護する折元さんにとって、車いすは不可欠なものですが、ときに介護から自由に...

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