日差しがさんさんと降りそそぐ宮下家のリビングルームに一歩入ると、何枚もの女性の写真が出迎えてくれた。写真のところどころに傷がある。変色している箇所もある。どれも東日本大震災の津波に流されたものだった。記者の脳裏に、6年前の光景がよみがえった。「あっ、お母さんの写真があったぁ。これもお母さんだ!」「これ、私のアルバム!ほら、お母さんがいる!」それは大震災から4週間後のこと...

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