社員に八つ当たりされることもあれば、理不尽な仕事を押し付けられたりもするーーそんなときでも「私はパートだから」と、あきらめていませんか?「働かせてもらっている」なんて考え方、そろそろヤメにしましょう!
「主婦パートがセクハラやパワハラのターゲットになっているという相談が増えています。一方で、明らかにこれらが“犯罪”であるにもかかわらず、仕事を失う怖さから、声を上げにくいという声が多いのも現状です」
そう話すのは、パートなどの労働問題を扱う「派遣ユニオン」の関根秀一郎書記長。
「パートで働く主婦も、労働に関する法律でしっかりサポートされていることを認識してください。セクハラやパワハラを訴えたことで、契約更新がされなかったら、労働を担当する弁護団が力になってくれます。不当な契約解除を解決してくれる可能性もあります。ひとりで悩まずに、声を上げることが重要です」
賃金や待遇面で、不明だったり、不審に思ったりすることがあれば、まずは上司に確認してみよう。
「その際にメモを取り、それまでの勤務時間などをノートやスマホに記録しておけば、後に証拠になることもあります。上司に確認しても解決しなければ、役所や日本労働弁護団などの相談窓口に電話をしてください。きっと解決の糸口が見つかるはずです」
困ったときの相談は『労働条件相談ほっとライン』へ。
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