「元婚約者の男性は、数カ月前に比べてかなり衰弱した状態でした。このままでは死んでしまうんじゃないかと感じたほど、気力を失っていたのです。代理人を引き受けてほしいと頼まれて、一度は断りましたが、引き受けることにしたんです」
小室圭さんの母親・佳代さんに、金銭の返済を求めている元婚約者・X氏。その代理人として名乗りを上げたのは弁護士ではなく、フリーランスで活動する50代の男性記者・A氏だった。
「一昨年の12月に小室家の金銭トラブルが明るみに出て、X氏を取材しました。婚約当時の佳代さんの発言などを記事にしたのです。ただ、他人を疑わないX氏の人柄を利用して、彼の苦境を自分の“飯の種”にしてしまった罪悪感にさいなまれるようになりました。そのため、食事をしたり酒を飲んだり、仕事とは関係のない交流を続けていました。代理人の件で連絡があったのは今年の2月初旬でした」
小室圭さんは1月22日、母親とX氏の金銭トラブルについて説明する文書を突然公表。すると、X氏に取材が殺到した。A記者が続ける。
「X氏は取材対応だけでヘトヘトに疲れ果てて、自分で小室さん側と直接交渉することなど考えられなかったんだと思います。最初は知り合いの弁護士を紹介したのですが、X氏は首を縦に振りませんでした」
A記者は、マスコミ対応も交渉の代理人も無償で引き受けることを決断。それをきっかけに独占取材をするつもりもないという。
「X氏も高齢ですし、この問題を長引かせたくないのです。裁判をするつもりもありません。とにかく佳代さんに貸した400万円を返してほしい。こちらの望みはそれだけなのです」
そう話すA記者。しかし、X氏は1月下旬、『週刊女性』の取材に答えてこう発言していた。
「本音は全額を返してほしいですが、最悪、生活費は諦めてもいいと思っています」
「(生活費以外の)お金を返してもらえるなら例えば“和解金”という名目などでも納得して、この件は打ち止めでかまいません」
生活費以外というのは、小室さんの学費や留学費用で、記事によれば合計で約300万円となる。この点についてA記者に確認すると、困惑したように言った。
「私はその記事の詳細までは把握していないのですが……。佳代さんには400万円、現金で貸した金額だけは返してほしいというのがX氏の本当の気持ちです。そのほかにも食事やプレゼントで、X氏は相当の出費をしているわけですから」