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「新しい令和の時代を国および国民統合の象徴となられる殿下とともに歩みを進めていきたい」

 

新元号「令和」が発表された4月1日、安倍晋三首相は記者会見の中でこう述べた。

 

菅義偉官房長官が「令和」の額を掲げたのは午前11時41分。皇太子さまは直前の11時半過ぎに、東宮御所に控えていた宮内庁の西村泰彦次長から報告を受けられた。「令和」と書かれたメモをご覧になり、出典が『万葉集』と聞くと「わかりました」とにこやかな表情を見せられたという。

 

元号に詳しい京都産業大学名誉教授の所功さんはこう話す。

 

「非常によい元号だと思います。『令』には美しい、『和』には仲良くという意味があります。皇太子殿下は国内外の水問題や環境問題に関心が高く、融和と協調を大切にされています。常に抱かれている“国民と共に”というお考えにも沿うものだと思います」

 

皇太子さまの長年のご友人の一人はこんな話を聞かせてくれた。

 

「中学生のときに、皇太子殿下が聖徳太子の話をされていました。殿下がお生まれになった宮内庁病院は江戸城の厩の跡あたりに建てられているそうで、厩の前で生まれて厩戸皇子と名付けられた聖徳太子と同じだとおっしゃっていたのです。聖徳太子が制定したとされる十七条憲法には《和をもって貴しとなす》という一節があります。『令和』という元号は、皇太子さまも気に入られたはずです」

 

「令和」の“和”は、新天皇「出生のキーワード」でもあったようだ。

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