累計20万部以上を発行した大人気ムック『ねこ自身』の最新作がついに登場。今回は、写真週刊誌『FLASH』と完全コラボした『FNASH(フニャッシュ)ねこ自身4匹め』(光文社・本体682円+税・発売中)。
表紙を飾るのは、厚い体毛に覆われたまんまるの体、低い位置についた小ぶりな耳に太く短い足ーーそんなキュートな体つきに加えて、どこかふてぶてしい表情がカワイイ! と、猫好きの間で人気急上昇の「マヌルネコ」。
その正体は、ロシアやモンゴルなど、中央アジアのステップ気候の地域に生息する野生の猫。冬は雪も積もる過酷な環境の中、単独で狩りをして暮らす孤高のヤマネコなのだ。現在では生息数が減り、国際自然保護連合が作成したレッドリストで「準絶滅危惧種」に指定されている。
ブレークのきっかけは、那須どうぶつ王国にいるメスのマヌルネコ、「ポリー」の“ハイタッチ”写真。飼育員とガラス越しに手を合わせる姿がSNSで話題になり、一躍、人気者に。
「マヌルネコの特徴の1つであるモフモフの毛並みは、冬の厳しい寒さから身を守るためのもので、マイナス50度でも耐えられるんですよ。体毛が厚いぶん体が大きく見えますが、実際の体重はイエネコとそれほど変わりません」(那須どうぶつ王国スタッフの菅野泰介さん)
ほかのマヌルネコと比べ、人間に対して好奇心が強いポリーは、本誌取材中にもハイタッチ姿を披露してくれた。飼育員に近づき立ち上がり、ガラスに前足をタッチした瞬間をすかさず激写。そこには、焦げ茶色のむっちりとした肉球が。この分厚い肉球を持った手なら、招き猫としてしっかり幸福を引き寄せてくれそう。
『FNASH(フニャッシュ)ねこ自身4匹め』には、マヌルネコのさまざまな表情をとらえたカラー写真が満載。貴重な子猫たちの写真も見逃せニャい!
「女性自身」2020年1月21日号 掲載