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《ANAホテルが最高すぎる。政府に忖度せず正しい態度を貫いた。好感度がグッと上がった》
《ANAホテル素晴らしい\(^o^)/ ANAホテル最高\(^o^)/》

 

いまツイッター上ではANAインターコンチネンタルホテル東京(東京・赤坂)への称賛の声が高まっている。ことの発端は2月17日、衆議院予算委員会での立憲民主党の辻元清美議員(59)の質問だった。

 

かねてから「桜を見る会」の“前夜祭”において、「明細書は貰っていない。会費は参加者ひとりひとりが支払いそのままホテルに渡った。ホテル側があて名が空欄の領収書を発行した」と主張してきた安倍晋三首相(65)。

 

だが、「桜を見る会」前夜祭が3回にわたって開催されたANAホテルに辻元議員が問い合わせたところ、「(2013年以降の7年間)見積書や明細書を主催者側に発行しないケースはなかった」「代金は主催者からまとめてお支払いいただく」「あて名が空欄の領収書の発行をすることはない」などと、これまでの安倍首相の答弁とは真っ向から否定する返答があったという。

 

辻元議員の求めに応じ、国会の休憩中にANAホテル側に確認したという安倍首相は「事務所がホテルに確認したところ、辻元議員にはあくまで一般論で答えたもの。個別の案件については“営業の秘密”に関わるため、含まれていないとのことだった」と、例外がある旨を主張したのだが……。

 

その後のマスコミ各社の問い合わせに対し、ANAホテルは「“営業の秘密”と申し上げた事実はない」「一般論として答えたと説明したが、例外があったとはお答えしていない」と首相の答弁を否定してしまったのだ。これに対して冒頭のように賞賛の声が相次いだ。さらに、18日のお昼前、朝日新聞が、匿名の自民党幹部が「ANAホテルもう使わない」と語ったことが報じると……。

 

《みんなANAホテルを使うおう!》
《自民党の逆恨みが酷い。最初から嘘つくなってことだ》

 

ホテルへの応援コメントと自民党を非難する声であふれた。「ANAホテル」はツイッターのトレンドワード入りしたが、一方でこんな声も……。

 

《ただ真実をありのままに語っただけで、これだけ毀誉褒貶があるというのが異常。本来なら当たり前のことなのだから。いかに日本がおかしくなっているかがわかる》

 

第2次安倍政権になって、首相の発言にあわせて、公文書が書き換えられたり、証言者が口をつぐんだり、閣僚や官僚がおかしな日本語を話したりする姿を、我々国民はあまりにも頻繁に目撃させられてきた。“正直に答える”、そんな当たり前のことを称賛せずにはいられないほどに、この国の常識は壊されてしまったのかもしれない。

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