《新たに家庭を築くことは、なかなか想像の範囲に収まることではないと思いますが、小室さんと共に、温かく、居心地が良く、笑顔あふれる家庭をつくることができれば、うれしく思います》
’17年の9月3日、婚約内定会見に望まれた眞子さまは、笑みを浮かべながら小室圭さんとの将来像を語られていた。
それから約3年――。2人の将来は見えないままだ。
「結婚への最大の障害となっている金銭トラブルについては、元婚約者男性との話し合いはまったく進んでおらず、解決の糸口は見えません。また、秋篠宮さまが昨年11月の会見で《何らかのことは発表する必要がある》と述べられたのを受け、眞子さまは今後の見通しと結婚についてのお気持ちを発表する文書を準備されていたといいます。しかしコロナ禍により、その発表も無期限延期状態です」(皇室担当記者)
そんななか眞子さまは、8月に入ってご自身で綴られた文章を発表されていたのだ。
お勤め先である博物館・インターメディアテクのホームページには、研究者のリレーコラムが掲載される“ブログ”が存在する。眞子さまは8月6日、13日と2週連続でコラムを更新された。
1月9日以来、約7カ月ぶりの投稿となったコラムの内容は、英国の海洋生物学者、ウィリアム・カーマイケル・マッキントッシュ(1931年没)の研究書に収録された図版についてだった。
その図版を描いた作者がウィリアムの妹、ロベルタであることを紹介するとともに、彼女が第1子出産後に若くして他界したことにも触れられている。
《ウィリアムは妹の絵の才能をたいへん誇りに思っており、環形動物の絵の展示を開けるよう手配したこともあったという。ロベルタが残した写真帖には、顕微鏡を前に作業する兄を描いたページがある。研究に集中する兄の姿は、その研究を支えていた妹にとってお馴染みの光景だったのであろう》
このようなブログの一節からは、きょうだい愛を描いたコラムのようにも受け取ることができるが、皇室ジャーナリストはこう語る。
「眞子さまといえば、これまでもさまざまな場面で、公表される作品や文章の中にご自身の心情を滲ませていらっしゃいます。今年1月の歌会始の儀で発表された歌も、意味深な作品でした」
歌会始のお題は「望」だったが、眞子さまはこう詠まれた。
《望月に月の兎が棲まふかと思ふ心を持ちつぎゆかな》
’17年9月に行われた婚約内定会見で、小室さんは「夜空の月を見つけたとき、うれしくて眞子さまに電話をした」というエピソードを明かした。さらに、眞子さまを「月のように静かに見守ってくださる存在」と表現していた。
「眞子さまにとって“月”は特別なもの。ご結婚延期から間もなく丸2年を迎えるタイミングで、小室さんへの変わらぬ愛を歌にこめられたのでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)