■なぜ慣習として女性が変更することに?
2月18日に放送されたドキュメンタリー番組「夫婦別姓 “結婚”できないふたりの取材日記」(NHK Eテレ)では、夫婦別姓を選択した事実婚夫婦が登場した。妻いわく、「結婚はしたいけど、あなたの姓にはなりたくない」とのこと。そこで彼らに意見を述べたのが、元衆議院議員の亀井静香氏(84)だった。
「亀井氏は夫に対して『心から愛されてないんだよ、間違いない』などと発言しました。強制的な“夫婦同姓”は社会的な不利益を強いることであり、アイデンティティも脅かしています。『愛があるかないか』というのは関係ありません。
また亀井氏は『国家の恩恵を受けたいなら、ルールに妥協しないと』『姓が一緒だ、別だと言うこともない。みんな天皇の子だから一緒』とも話していました。しかし『なぜ多くの場合、慣習として女性が変更することになっているのか』というのが問題の根本ではないでしょうか」(前出・全国紙記者)
選択的夫婦別姓制度は「姓を変えたい人は変えればいい」というものだ。大塚姓でなく、丸川姓を選択している“政治家・丸川珠代”。男女共同参画担当大臣としてジェンダー平等の旗振り役でもあるが、その振る舞いはあらゆる矛盾を孕んでいるのではないだろうか。
関連カテゴリー: