■辞職会見では「理不尽な現実」と“恨み節”
被告人質問において「たくさんでしょうか」と切り返した木下被告。そんな彼女は、昨年11月22日に開いた辞職会見で“恨み節”を述べていたことも記憶に新しい。
「仕事がしたくて議員継続を望んでいるにもかかわらず、仕事をさせてもらえないという現実が先日の委員会開会拒否で明らかになりました」
「議員として十分に仕事をさせてもらえない理不尽な現実に悩みました」
議員活動ができないことを「理不尽な現実」と表した木下被告。しかし議会を大きく混乱させた原因は、木下被告がとった一連の行動に他ならない。
「所属していた『都民ファーストの会』は除名処分し、都議会は2度にわたって辞職勧告を決議しました。都議会は召喚状を2度送付しましたが、木下被告は『体調不良』を理由に応じませんでした。3度目の召喚状でようやく登庁したのです。
約4カ月にわたる“雲隠れ”の間も木下被告には議員報酬が支払われ、各所から批判が噴出していました。それでも木下被告は『辞めない』と主張し、議員の座を手放そうとしなかったのです」(前出・全国紙記者)
無免許運転は“選挙のプレッシャー”が原因だと説明した一方で、計16回にものぼる交通違反・免停処分については「たくさんでしょうか」と異論を唱えた木下被告。奔放な答弁ぶりに、SNS上では「反省していない」と呆れ声が広がっている。
《選挙のプレッシャー? 候補者みんな感じることでは?》
《たくさんでしょうか? って、まず免許の意味から説明しないとならんのか?》
《どんだけ自分勝手なんだ…違反12回とかどんな運転したらそうなるんだ…運転向いてないわ》
《何言ってんの、この人??? こういう遵法意識の無い人が都議やってたとか信じられん…》
《まるで反省していない…》
果たしてどのような判決が言い渡されるのか、その行方に注目が集まっている。