実業家の“ホリエモン”こと堀江貴文氏(49)が8月16日、Twitterで河野太郎デジタル大臣(59)の“透明マスク”に苦言を呈した。
堀江氏が指摘した河野大臣のマスクは、口元だけが透明になっており、マスクを着用していても口元が見える形状のもの。堀江氏は、当該マスクを着用した河野大臣の写真が掲載されたニュースに疑問を呈した人の呟きを引用RTする形で《この気持ち悪いマスクは何のためにしてるんでしょうか》と痛烈に批判したのだ。
堀江氏が“気持ち悪い”と指摘した透明マスクだが、形状にはきちんとした意味が。
「透明マスクは、コロナ禍によるマスク生活のなかでも聴覚障がい者らが口の動きを読み取ることができるものとして浸透してきたものです。また保育園などでも、保育士の顔がマスクで見えないことが子どものストレスに繋がっているという指摘もあり、透明マスクは有効活用されています。口の動きが見えると、まだ言葉が上手く使えない子どもに表情で伝えることができるという利点もあるようです」(社会部記者)
こうした意味があるにも関わらず一刀両断した堀江氏には批判が殺到。しかし、堀江氏は、《聾唖(ろうあ)の方への配慮も知らんのか 読唇術のためだというのに》というリプライに対して《ノーマスクでやれよ》と反論。また、《どうでもいいけど、気持ち悪い、という修飾はいるのでしょうか?》と問われると、堀江氏は《はい。大臣がこういうのしてると、気持ち悪いものがメジャーになる可能性がありますのでね》と答えていた。
堀江氏は以前にもコロナ禍でのマスク着用を巡る持論が物議を醸している。
「20年9月、堀江さんは広島県尾道市の餃子店を訪れた際、同行者がマスクをしていなかったため、店側から『マスクを着けていないと入店できない』と言われたそうです。それに対し、堀江さんは『食べている時以外はずっと着けていないとダメなの?』と返答。やり取りが続いた結果、堀江さんは“入店拒否”となったといいます。
また同年11月には、国土交通省が『マスク未着用の客に対して乗車を拒否できるようにする』とタクシー事業者の運送約款の変更を認可しましたが、これについても堀江さんはYouTubeで『過剰な対策』と批判していました」(スポーツ紙記者)
さらに今年5月にはTwitterで《私以外で外してる人ほぼいないっすね。怖いんだろうね皆んな》と、マスク着用について語っていた。
これまでもマスク着用について疑問を唱えてきた堀江氏だったが、聴覚障がい者への配慮という側面もある河野デジタル相の透明マスクにまで及んだ批判はインターネット上では波紋を呼んでいる。
《聾啞者は、いわゆる読唇術で会話の内容を理解することがあるので、口元が見えることが好ましいって話、マスクの話題が出る度に出てましたよねぇ。ホリエモンはそんなことも知らんのか。あとノーマスクは感染症対策的にNGなので論外》
《フェイスガードじゃ感染防止力が劣ると随分前から言われていて、こうした形状のマスクを待ち望んでいた現場も多いだろうにこの言い草?あまりに自分本位で、配慮がないにもほどがある。》
《堀江氏はマスクに恨みでもあるかい?各用途、職種に応じた形を知らないんでしょうね?口が見えないと相手が理解出来ない仕事もある。河野氏がこれがこれを使用している意味もそれなりに有ろう。》