《本日9月22日、民事裁判で和解が正式に決まりました》
9月22日、Twitterにこう綴ったのは、山口県阿武町新型コロナ給付金約4,630万円を誤振込した問題で起訴された田口翔被告(24)。同町が弁護士費用など約485万円の支払いを求めて起こした民事裁判で、和解したことを明らかにした。
各メディアによると、裁判所が今月15日に和解案を提示し、双方が同意。阿武町議会は16日、町が提出した関連議案を全会一致で可決。同町が田口被告側から解決金として約340万円を受け取るという和解内容だったという。
今年4月に誤振込された約4,630万円を返還拒否したことで、時の人となった田口被告。5月には電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕されるまでの事態に。8月1日に保釈されてからは、YouTuberのヒカルのサポートを受け、彼の関連する会社に就職。Twitterアカウントも開設し、現時点でフォロワーは10万人を超えるなど、注目を集めている。
田口被告は冒頭に続いて《阿武町の方々、大変ご迷惑おかけしました。本当に申し訳ございません》と謝罪。そして、《町役場、町長には直接謝罪に伺いたかったのですが、ご迷惑のようで今はまだ叶いませんでした。いつか受け入れてもらえるよう精一杯努力します》と締めくくっていた。
この投稿には、9月23日時点で約1.6万ものいいねが寄せられるなど好意的な反応が。
さらに、こんなエールの声も。
《民事での和解決まってよかったですね。犯した罪は消えないけど、一生背負う必要はないです。毎日研修を通して成長していく姿は皆見ています。》
《失敗は誰にでもあります。これから田口さんがどのように挽回していくのか、見守っています。このチャンスをくれた方々のこともお忘れなきよう、お体に気をつけてください》
《間違いを犯しても、周りに助けられながら、自分次第で必ず更生が出来ることをこれからも示していって下さい。今後も応援してます》
《その気持ちは、いつか必ず分かってもらえると思います。阿武町に税金たくさん納めて、貢献してください。応援してます》
今後はヒカルの関連する会社でブロッコリーに関する事業を担う予定だという田口被告。更生への道は始まったばかりだ。