■「株式会社船橋屋の株式は渡辺個人は保有しておりません」
ところが当時、渡辺氏は何の声明も発表しなかったためネットでは《本人は雲隠れせずに会見を行ったらどうでしょうか?》《社長なら会見開いて自らの口で説明なり謝罪したらどうだ》と批判の声が上がっていた。
また渡辺氏は同社の跡取り息子であり、Twitterではネットニュース系インフルエンサーが《なお同社株は渡辺社長がガッツリ保有》とも投稿していた。そのため《一族経営だから株の半分以上はもってるだろうし社長を退いても結局経営には口出しをできる》《社長は辞任したけど株は保有したままだから影響力は変わらないって話》など同社と渡辺氏の関係性を疑問視する声も相次いでいた。
そこで、本誌は「船橋屋」に渡辺氏との現在の関係について取材した。すると、広報担当者はこう明かした。
「既に神山への引き継ぎも終えましたので、現在渡辺は船橋屋の経営には関与しておりません。また、株式につきましては一部で渡辺個人が保有している旨の記事がございましたが、株式会社船橋屋の株式は渡辺個人は保有しておりません」
さらに渡辺氏の“ノーコメント辞任”を批判する声について、見解を求めたところ「渡辺が起こした事故とその現場での対応につきましては、多くの方から厳しいご意見を頂き、その中には今回、頂いているようなご意見もございました」といい、「これらのご意見は全て真摯に受け止め、コーポレート・ガバナンスの強化並びにコンプライアンス教育の徹底などを進めて参りたい、とそのように考えております」と答えた。渡辺氏と完全に訣別した様子の「船橋屋」。新たな船出を応援したい。
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